2014年04月
フルーツを模した菓子~バンコク60
category - バンコク
2014/
04/
26タイにはフルーツを模った菓子がある。見た目には鮮やかなフルーツに見えて,実は一口サイズの菓子になっている。味は日本で言うなら白餡の和菓子がピッタリだ。あることは知っていたが初めてバンコクに来た時には,チャトゥチャックなどの市場まわりと寺院見物で終わってしまい,この菓子を探す時間的余裕すらなかった。2回目もこの菓子の存在をすっかり忘れていたのだが,バンランプー界隈を歩いていて,ふと入った菓子屋兼惣菜屋でようやく対面することができた。ビニールのパックになっていて,実物もきれいである。値段は20バーツ。【2014/4/26(土) 午後 7:22】 |
↓フルーツを模った菓子
この菓子を購入した店,菓子の傾向は揚げ菓子や月餅など中国菓子が大部分であるが,惣菜も多く扱っている。タイの特徴であるが,汁のあるものは,もちろんジュースなどの完全な液体まで,ビニールの袋に入って,口を結んで売られていることである。売っている分には問題なかろうが,買って持ち運ぶ時に万一袋が破れて中身が放出されるのではないかという不安が付きまとう。日本では汁ものは,ペットボトルなどの容器で売られるが,保存がきくものなら瓶詰めがいいところだ。タイは液体ごと買えるのでさぞかし美味しいことだろう。ただし,タイの場合は水が心配だ。どんな水を使ったかは一切説明がない。水さえ気にならないなら,ぜひ買ってみたい汁もの総菜はたくさんある。ただし,買ったとしてホテルに持って帰っても,熱しなければならないので,電気鍋などが必要となる。 |
↓生春巻きなどベトナム系の惣菜もある
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九廣鉄道の旅(後編)~香港64
category - 香港(ホンコン)
2014/
04/
20同じ車両には全座席の3割ほどの乗客が乗っていたが,中国人か日本人のビジネスマンくらいしか乗っていない。欧米人の観光客も待合室にたくさんいたが,別の車輌のようだ。紅磡(ホンハム)駅を出てしばらくはのろのろ運転で香港の市街地を抜けていく。出発後40分ほどは香港内の郊外を走っていく。郊外には高い山も多く,家は点在している。約40分後にようやく北の端の羅湖を通過。羅湖には停車せず,並行する線を中国本土に入っていく。車窓から羅湖駅(香港特別経済自治区北端駅)とシェンチェン(深圳)市内(中国本土)とを結ぶ通路が見えるが,紅磡駅で出境手続きをしているので,降りる必要もなく(もともと停車はない),車内での手続きはない。まもなくシェンチェン駅を通過する。ホームはがらんとして人の姿は見えない。電車もほとんど入っていない。たまたま空いている時間帯なのだろうか。いよいよ中国本土だ。【2014/4/20(日) 午前 10:39】 |
↓車窓越しに見える羅湖駅とシェンチェン(深圳)市内を結ぶ通路
急速な発展を遂げたシェンチェンの街並みを見ながら列車は走る。30年くらい前には数万人の小さな町が今では300万人を超えるので,次から次に高層ビルが建設され,市域が郊外へ広がっている。インフラは人口増加に追いつかないようだが,地下鉄などがようやく整ってきているようだ。畑やなだらかな丘陵が続き,トングァン(東莞)駅通過。歴史上に出てくる林則徐(清代アヘンを禁止した役人)縁の地である。この辺りは実は亜熱帯である。ゆえにバナナ農園も車窓に見え隠れする。やがて高層ビルが見えてくると,広州市内に入ってきたことになる。午前10時23分広州東駅に到着した。中国本土に降り立つので,ホームの案内表示は「入境」だ。入境手続きは香港でしてあるので,そのまま出ていくことができる。中心駅の広州駅の一つ東寄りの駅なので,思ったよりは人は多くなく,駅前もそれほど驚くような高層ビルはない。 |
↓高層ビルが乱立するシェンチェン中心部
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九廣鉄道の旅(中編)~香港63
category - 香港(ホンコン)
2014/
04/
13乗車待合室にいるとやがて改札が始まった。同じ国どうしなのに,まるで国際列車のようだ。中国への入境手続きは駅構内ですでに終えているので,香港にいながらにして,待合室内ではすでに中国本土だ。免税店もある。九廣鉄道の広州東駅行き直通列車は定刻8:18に紅磡〔ホンハム〕駅を出発した。広州にはメインの広州駅とその一駅東に,広州駅のサポート的な広州東駅があり,香港からの列車はすべて広州東駅止まりである。しかし,地下鉄網は広州駅より広州東駅の方が便利なので,何の不便もない。この列車に乗るために日本から手配した切符は特等席。8:18発の列車には特等と1等しか連結されていない。さすがに国際列車?だけのことはある。途中は東莞駅1駅だけの停車となる特急扱いだ。【2014/4/13(日) 午前 7:38】 |
↓8:18の列車専用の待合室
オール2階建ての列車で,全10両のうち,特等は2~3両のようだ。特等と1等では500円くらいの違いしかないので,特等を予約したのだが,特等は通路を挟んで2列+1列,1等は2列+2列,という配置になっており,特等はソファみたいにゆったりしたイスにテーブルが付き,JRのグリーン車以上の豪華さと快適さである。テーブル上には九廣鉄道(現MTR)の広報誌が置いてあり,テーブルサービス用のメニューも掲載されている(有料)。それを頼まなくても,乗務員によるコーヒーとクッキーのサービスはある(無料)。コーヒーは陶器のカップで出される。リッチさは新幹線のグリーン車すら及ばない(おしぼりのサービスはあるが)。 |
↓座席は向かい合わせになっていて,折りたたみ式の大きめのテーブルがある
同じ車両には全座席の3割ほどの乗客が乗っていたが,中国人か日本人のビジネスマンくらいしか乗っていない。欧米人の観光客も待合室にたくさんいたが,別の車輌のようだ。 |
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東京の桜は見納め
category - Diary
2014/
04/
06今年の桜の見ごろは3月と4月をまたいだが,例年このころは花冷えがあり,今年はとくに雨や曇りが多く,青空バックの花見という日はごく限られた。見る機会を逃してばかりいたが,ようやく4月5日に都立桜ヶ丘公園(多摩市)に桜を見に行った。山桜中心に450本ほどが植えられた公園内は,予想に反して,これからが本番で,数少ないソメイヨシノだけが散り始めていた。この公園内には,宇宙を旅して帰ってきた宇宙桜(そらざくら)が植えられている。【2014/4/6(日) 午前 8:26】 |
↓記念館口駐車場を降りて,尾根沿いに進んだ広場にある桜(クリックで拡大)
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九廣鉄道の旅(前編)~香港62
category - 香港(ホンコン)
2014/
04/
05九龍(香港)と広州(広州東駅)を結ぶ,いわゆる九廣鉄道は,2007年末に香港内の地下鉄などと合併し,香港内の鉄道は1社に統合された。旧九廣鉄道の幹線である東鐵(現MTR東線)には通勤電車が走っており,支線の2つは北に行くほどローカル線の風情がある。東鐵に乗ると香港北端の羅湖まで行くことができるが,羅湖行きの切符が買えるのは中国本土に渡る人に限られる。羅湖駅自体,中国本土との行き来以外には用のない駅である。というより,中国との行き来用に作られた駅なので,下車することができない。ここに来た以上は中国本土に渡らなければならないのである。幸い,今はビザが必要ないので,パスポートさえ持っていれば,難なく入境できるのでそれでもいいのだが。 |
羅湖駅に着くと,香港の出境と中国本土の入境を経て,中国本土のシェンチェンに入ることになる。入境後,目の前のシェンチェン駅から広州行きの列車で広州に行くことができる。しかし香港から広州まで行こうとしたら,香港の紅磡〔ホンハム〕駅から羅湖を通り(実際には並行する線路を通過する),シェンチェンに入り,広州東駅へ行く直通列車を利用するのが便利だ(1日8本ほど出ている)。始発駅(九龍・紅磡駅)も終着(広州東駅)も中国ではあるが,始発駅では出境,終着駅では入境の手続きがあるのでまるで国際列車のようだ。地下鉄のチムサーチョイ駅で降り,地下道を九廣鉄道(現MTR)尖東駅に向かう。ここから一駅だけ通勤電車に乗る。尖東駅は東鐵(現MTR東線)の始発駅で,しかも朝の下りなので車内はガラガラである。一駅乗って,広州東駅行き列車の始発・紅磡駅に着いた。【2014/4/5(土) 午後 3:07】 |
↓MRT尖東駅
紅磡駅は中国本土への長・中距離列車の始発駅だ。まさにヨーロッパでいう国際列車が発着している。広州方面をはじめ,北京や上海への直通列車も発車している。尖東から一駅乗って,広州東駅行きの直通列車に乗り換えるためにいったん改札を出る。同じ線への乗り換えなのに,国際列車のため改札を出て,出境手続きをしなければならないからだ。紅磡駅構内にはたくさんの店があり,駅自体もガラス張りでとてもきれいな駅だ。香港の表玄関にふさわしい駅舎である。ここから中国本土へ行く人が多いので,両替所や旅行会社,土産屋,レストラン街などが整っている。駅の構造自体がまるで空港のような国際駅である。日本には国際列車が走っていないため,このような駅はなく実感もできない。 |
↓紅磡駅は中国本土への直通列車の始発駅にふさわしい,大きな駅だ
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