10回目の全国旅行支援は厳寒の北海道帰省・後編~道北53
道北三日目の朝は冷え込み氷点下20℃目前。ホテル下の木には樹氷の華が咲いていた。午前中にケアマネージャーに会い,情報交換して帰京することにした。市街地でも住宅街は,雪が高く積み上げられ,道路幅も狭くなっている。主要道は早朝から除雪され,除雪後は道幅が拡がっている。始発列車に乗って1時間20分ほどでJR旭川駅に到着。とくに冬の車窓は雪原ばかりで,つまらない風景が続く。旭川駅前はロードヒーティングが入っていて,買物公園まで一部分雪が融けていて歩きやすくなっている。駅前から富良野プリンスホテル行のふらのバスに乗って(旭川電気軌道バスもあるが)40分ほどで旭川空港に着いた。旭川空港では2月からソウル便が3年ぶりに飛び始め,ようやく国際線ターミナルが稼働するようになった。国内線ターミナルは3階のレストランがすべて撤退し(2階にフードコートがあるので),待合スペースになっていた。2階の出発ロビーにいては気づかないが,早く空港に着いた場合にはとくに使いたい。充電用コンセントもたくさん用意されている。【2023/3/11(土) 午前 5:00】 |
↓三日目の朝は氷点下20℃近く

今回の帰省には往復とも株主優待券を使った。搭乗までの期間が短かったので,早割も安くはなくなっていて(普通チケットの7~8割の運賃),普通チケットの半額は魅力的だ。株主優待券を探したら,ANA4枚,JAL2枚あったので,復路には,時間的に遅くならないJALを3年ぶりに使うことにした。空港に着いてJALのチェックインをしたら,45分遅れが確定していて,食事券が提供された。ANAでは45分遅れで食事券はもらえないので,JALに感激して,それほど腹は空いていなかったが,フードコートで海鮮丼を食べた。JALは遅れたことを繰り返し謝罪していた(機内でドリンクを持ってきた時,羽田に着いて降機の時,それぞれCA,機長が謝っていた)。ANAでは考えられない行動なので,今後はJALの利用を増やしたい。JALの革張りシートも衛生的で心地よい。 |
JALから提供された食事券は2枚2,000円なので,フードコートにある「二條亭」という店で,ミニ海鮮丼が2つ選べるセットにした。1,980円でお釣りが出ない分,みそ汁を付けてくれた。45分遅れ程度で,海鮮丼が食べられるとは思ってもみなかったので,嬉しい限りだ。食後,毎度立ち寄る「オホーツクおこっぺミルクスタンド」で,ヨーグルトを飲んだ。おこっぺ(興部)はオホーツク海に面した酪農の街で,牛乳はとくに美味しい。ソフトクリームも絶品で,立ち寄る度に,牛乳,ヨーグルト,ソフトクリームのいずれかを注文している。 |
10回目の全国旅行支援は厳寒の北海道帰省・中編~道北52
道北前々日は,大田区蒲田で前泊し,前日(一日目)は終日忙しかった。翌日の朝は氷点下10℃を下回っていたが,東京の冷え込んだ朝よりは暖かい。二日目は買い物が中心なので,活動開始は午前10時だ。それまではホテルの部屋で暖を取った。午前中から午後にかけて,郊外のショッピングセンターで買い物。全国どこでもそうだが,郊外には全国チェーンが目白押しで,イオンモール,ユニクロ,ニトリ,しまむら,オートバックス,ヤマダデンキ,ケーズデンキ,ホーマック,ダイソーなどが揃っている。午後に転院先に購入したものを届け,この日の日課は終了。【2023/3/8(水) 午前 5:00】 |
↓氷点下10℃を下回った二日目朝午前7時の市内東部方向

午後4時ごろにホテルに戻り,部屋で休憩。北東の山には市営スキー場(公益財団法人全日本スキー連盟公認,全長2000m,最大斜度32~35度,リフト4基(1基休止中))があり,日が暮れるとナイターもある。観光やレジャーで来る人はほとんどいないスキー場なので,いつでも空いているようだ。レジャーで来たのではないので,スキーをする時間はなし。 |
地域クーポンを使える店は市内に2店だとわかったが,もう一店は焼肉屋。焼肉を食べる気にならず,結局は前日と同じく,夕食は「つぼ八」。前日は客が多く賑やかだったが,この日は18時で3番目の客らしく,帰るまで店はガラガラに近かった。一通り食べて,締めはパフェ。北海道,とくに札幌の伝統らしく,これが沖縄ならステーキになる。ホテルへの帰り道は,雪こそ降っていなかったが,気温は前日より低く,翌日の朝は冷え込みそうだ。 |
10回目の全国旅行支援は厳寒の北海道帰省・前編~道北51
道北実家の母が入院先の総合病院から,転院・療養するので介護休暇を取得して帰省してきた。実家のある街は日本有数の寒冷地のため,実家の水道管が破裂し(母が入院で長期留守の間に),実家は春までしばらく住める状態ではないので,滞在中はホテルに泊まることにした。最寄の旭川空港に着いたときは氷点下8℃。現在住んでいる東京多摩も1月には氷点下7℃くらいまで下がったので,同じくらいだ。旭川は雪がある分湿度が高くなり,同じくらいの気温ならむしろ東京より旭川の方が暖かく感じられる。北海道や東北地方の出身者が「東京の冬は地元より寒い」と言うのは当然だ。旭川からは,JRのローカル線に揺られ1時間ちょっとで実家のある街に到着。日中はタクシーを使い,退院・転院手続き・付き添い,実家の点検や転院先で必要な衣類や生活用品の買い出し,ケアマネージャーとの情報交換などで,市内を駆け回る日課を3日間行った。【2023/3/5(日) 午前 5:00】 |
↓羽田を早朝出るAirDOで旭川空港到着

帰省にも関わらず,全国旅行支援の対象になり,地域クーポンも出ることになった。しかし,実家のある街は観光地ではないので,地域クーポンを利用できる店がほとんどなく,夕食は居酒屋になってしまった。「つぼ八」は20年以上ご無沙汰だったが,それ以上に,地元で飲むのは,地元の高校での教育実習以来なので,数十年ぶりだ。コロナ渦で注文方法は進化し,スマホで2次元バーコードを読み取り,そこで注文するというもので,この手の方法はわりと普通になってきた。「つぼ八」からホテルまでは300mほどあり,昼以上に夜は人通りが減り,閑散とした市内中心部を歩くことになる。雪が降ってくると街灯はあれどもセブンイレブンの明かりは心強い。 |
冬の函館紀行13(最終回)~最終日の朝食を終えて帰京~道南17
道南「ラビスタ函館ベイ」での朝食2日目。また最前列でオープンまで待つことになった。テーブルは1日目と同じ,最も奥と決まっているらしい。1日目と基本メニューは同じ。日替わりがあるので,それをチョイスして変化をつけた。外は寒く雪景色なので,冷たい刺身は?と思いがちだが,北海道の室内は暑いほどなので,冷たい食べ物は問題なく食べられる。メニュー表は各自入手できるので,1日目同様に掲載した。夜間にさらに積雪があり,函館はすっかり冬模様になった。例年12月中旬から根雪になっていくという統計通り,今回の旅行の1日目夜から根雪になった。初冬から本格的な冬への季節変わりの日に遭遇する旅行となった。【2022/3/13(日) 午前 6:00】 |
↓2回目の朝食会場「北の番屋」

ホテルからタクシーで函館空港に移動した。函館駅前ではないので,空港行のバスは少なく不便なので,往路はバスだったが復路はタクシーで楽をした。羽田行の便はナローボディ(通路が1本だけ)だったので7割ほどの搭乗だった。温泉や旨いものを食べるには寒い北海道はいいが,寒いのは苦手なので,冬は沖縄が望ましい。沖縄とて冬は寒い日もあるが,氷点下になることはないし,まして雪など降ることはない。函館にはまた行きたいが,冬だけは絶対に行かない。 |
冬の函館紀行12~「ラビスタ函館ベイ」からの冬景色~道南16
道南日中は雪が降り,「ラビスタ函館ベイ」最上階の温泉大浴場フロアーにある休憩ラウンジから倉庫群を見下ろしても,建物等が見えにくい。昼過ぎに入った「ラッキーピエロ マリーナ末広店」やクリスマスツリーも見えるには見えるが,降りしきる雪ではっきりとは見えないのは残念だ。雪が止んだのは日が暮れてからだ。この日は朝が晴れ,日中は主に雪,夜はまた晴れ,と目まぐるしく変わる天候だった。【2022/3/9(水) 午前 7:00】 |
↓「ラビスタ函館ベイ」から撮った金森倉庫群とその周辺のパノラマ(4枚繋ぎ)

夜になり,温泉を出てからラウンジに行くと,雪は止んでいて,金森倉庫群や高さ20mの光輝くクリスマスツリーがくっきりと見えた。クリスマスツリーのイルミネーションの色は白と緑しか見なかったが,赤もあるらしい。今回雪や寒さのため,函館山には上らなかった。夜景の上の方にある明かりは函館山の展望台だ。この日展望台までのロープウェイは動いていたので(前日は強風で停止していた),上れないこともなかったが,何度も行っているので敢えて寒さの中で見ることもない。今度冬以外の季節に来た時に見ればよいと思い止めた。「ラビスタ函館ベイ」のラウンジはこのように夜景が見られるよう,倉庫群や函館山方向に設置されている。イスやテーブルがあり,風呂上りに休めるようになっている。傍らには無料のアイスがあり,食べ放題である。火照った身体を冷やすにはもってこいで,夜景も楽しめるので,宿泊客だけが味わえる至福の場所だ。 |
お腹がすいたので,昨日同様のホテルの隣にある「函館ベイ美食倶楽部」内にある函館ラーメンの「あじさい」に行ってみた。正式名は「函館麺厨房あじさい」紅(くれない)店という。「函館ベイ美食倶楽部」は連日となったが,前日と違うところは,地面の雪の有無だ。雪は昨夜遅くに降ったので,前日は雪がなく,この日は雪が積もっている。ところで函館ラーメンと言えば塩ラーメンなので,悲しいかな何も考えずに塩ラーメンを注文した。しかし,注文してからしまったと思った。ラーメンは塩より醤油や味噌の方が断然好きだ(「あじさい」のメニューには醤油も味噌もある)。塩は何かが物足りず,函館にでも来なければ食べないものなのに,函館に来たので勢いで注文してしまった。それにしても食べ終わった後すっきりしないラーメンだった。店が悪いのではなく,塩ラーメンというものが旨くはないのだ(個人的見解)。「あじさい」はJR函館駅にも入っている塩ラーメンのチェーン店だ。この店で「塩」を頼まずに何を頼むのだということになるのはわかるのだが。 |