掲載写真24000枚超。総合旅行業務取扱管理者資格及びJTB旅行地理検定上級資格保有者が紹介するアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア!海外らしい景観も多い北海道と沖縄も併載!
「アヤラ・センター・セブ」には,別館としてレストラン街がある。緑豊かな中庭(芝生や木立)が配置され,それを囲むような3層構造(L1~L3)の建物がレストラン街「The Terraces(ザ・テラス)」だ。世界各国のグルメが50店舗ほど並んでいる。通路は中庭に面し,散策がてら店を探す感覚の,ゆったりした設計になっている。スターバックスなどカフェもあるので,長時間の買い物ならこちらに来て休憩ということもできる。スタバは店内は狭いが複数店舗あるので,並ぶことはあまりない。食事をどの店にしようかは,はっきり言って迷う。店舗数が多いことやアジア系の店がとくに多いので,店先のメニューで迷ってしまうのは覚悟である。これだけ緑豊かなショッピングモールは日本では無理だろう。無機質のコンクリートの建物と駐車場だけの施設重視のモールばかりだから。【2019/1/19(土) 午後 10:01】 |
「アヤラ」はフィリピン最大の財閥。その「アヤラ・コーポレーション」が全国に展開するショッピング・モールが,「アヤラ・センター」と呼ばれるものだ。セブ・シティの場合は,市北部の東京ドーム5個分の広さの土地に,高級デパート・スーパーマーケットの「ルスタンス」を核に約360店舗が入る,巨大なショッピング・センターをオープンしている。フィリピンのどこでもそうだが,入店時のセキュリティチェックは必須だ。警備員が入口で荷物検査を行った上で入店できるので,大きな犯罪に遭う心配はまずない。構造は地下1階(地下2階は駐車場),地上4階で,中央部には海外ではごく普通の大きな吹き抜けが設けられている。フィリピンには「SMシューマート」といい,日本を上回る規模の巨大ショッピング・モールが多い。ここはそれほど巨大ではないが,一回りするには相当の時間がかかる。「アヤラ・センター」の周辺はオフィス街になっていて,ホテルなども点在し,民家はあまり見当たらない。【2019/1/12(土) 午後 6:29】 |
「カルボン・マーケット」は活気に満ちている。ジープニーであちこちから買い出しにやってくる人たちが,様々な商品を求めて市場内を巡り歩く。売っているものは,食料品がかなりを占めるが,日用雑貨などの生活必需品も少なくない。ただし,書籍やCDなどエンタテイメントのようなものは売っていない。たとえ売っていても海賊版だろう。これらは市内の専門店で購入するしかない。それからこの市場のローカル度は90%以上で,欧米人はおろか他のアジアの観光客も見ることがない。日本人も皆無に等しい。セブ島を訪れる観光客の多くはセブ・シティから離れたリゾートに宿泊しているか,セブ・シティに宿泊していても北部のホテルに宿泊することが多く,セブ・シティに住む在留外国人と同様に,買い物は北部のショッピングセンターで済んでしまうからだろう。【2017/1/14(土) 午後 1:06】 |
「カルボン・マーケット」には,屋台風の食堂街もあるが,フルーツなどはカットしているその場で購入できる。フィリピンの市場すべてに言えることだが,必ず水の自動販売機が置いてある。コンビニのミネラルウォーターより安いのだろう。 |
アジアの諸都市には大きなマーケットがある。百貨店やスーパーマーケットが進出してこようが,マーケットは庶民の台所であり,強い味方である。そして一日中人が途切れることはない。セブ・シティの最大のマーケットは南部の,港に近い「カルボン・マーケット」だ。400m四方はあろうかという広さに,建物が点在しているが,露店も多く,食材から日用品,雑貨,衣料品,飲食店などありとあらゆるものが揃う,生活上市民には欠かせないマーケットである。ローカル度が高い分,観光客は少ないので,逆にぼったくられることもない。ジープニーの南の発着地点になっているので,ジプニーでやってくる客は多い。【2016/12/23(金) 午後 1:25】 |
食材,とくにフルーツは豊富だ。フルーツは,衛生的には問題ないので,ぜひ味わってみるのもよい。バナナは世界3位の生産国ながら,日本の輸入先1位なので,興味深い。日本に入ってくるのは,アメリカ資本の大農園(ドールやデルモンテが有名)で栽培されたバナナがほとんどだが,「カルボン・マーケット」で売られているのは,そのようなバナナではなく,地バナナともいうべきバナナである。ちなみにバナナ生産世界1位はインド,2位は中国で,タイやベトナムでも美味しいバナナを作っているのに,アメリカに貢ぐ日本は,アメリカ資本が作るフィリピンバナナを輸入せざる負えない。消費者としては,さまざまな国のバナナが食べたいと思うのだが。 |