グランドハーバーから地中海に出る辺りの,スリーシティーズ側には,「リカゾーリ砦」がある。ここで映画『トロイ』を撮ったという話題の場所だ。1時間50分のハーバークルーズもようやく終わろうとしている。船はスリーマのフェリー乗り場に向けて,来た航路をもどっていく。航行距離は短いものの,見所はゆっくり航行してくれ,さらにガイドの語りも興味深く,楽しく聞けたため,あっという間の2時間弱だった。ツアー後半から雲...
Yukky's ワールドウォッチング
掲載写真26200枚超。総合旅行業務取扱管理者資格及びJTB旅行地理検定上級資格保有者が紹介するアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア!海外らしい景観も多い北海道と沖縄も併載!
Top Page › Category - マルタ
首都ヴァレッタで公衆トイレを見つけることは簡単なことではないが,シティゲートをくぐり,真っ直ぐにリパブリック通りを進んで5分くらい歩くと,左折して下りになっている道の左側(リパブリック通りからは20mほど)に男女別公衆トイレがある。普段はおじさんやおばさんが常駐し,チップを払うが(任意),日曜はいないことが多く,払うことはなくなる。ヴァレッタ歩きでトイレを確保することは大切なのでぜひ知っておきたい。...
3月8日に高波と強風のため,ゴゾ島西部に位置する観光地,アズレウィンドウ(Azure Window)が崩壊したというニュースが入ってきた。西部唯一の景勝地で,小船で遊覧することもでき,ゴゾ観光の目玉だったのだが,残念なことになった。こればかりは自然地形ゆえ復元は困難なので,もう二度と見られることはないだろう。数年前に訪れた時のアズレウィンドウの写真を1枚アップする。アズレウィンドウの詳しいことは「マルタ57」...
次にはフレンチクリークを北西に進み,聖アンジェロ砦を西から東にまわって,カルカーラクリークに入ってくる。カルカーラはスリーシティーズの一つ,コスピークワのはずれにあたり,カルカーラの半島部の先端(ビーギ)には古い病院跡がある。中世からある病院で,海からも病人を搬送できるようにエレベーターが外に付いていた。このような建物もそのままにされているのはマルタ特有かもしれない。カルカーラクリーク辺りは観光客...
スリーシティーズの3つの半島をくまなく見ていく。いちばん西のセングレアは要塞になっている半島全体が住宅地になっていて,ヴァレッタとは街の造りそのものが異なり,とても入り組んだ街である。細い路地が多いのは、敵が入ってきても守りやすくするためだった。聖ヨハネ騎士団が最初に作った街の一つらしく、街のいたるところ(ドアや教会の壁など)にマルタ十字が掲げられている。ただし、ヴァレッタよりも住宅地らしく、店は...
ヴァレッタの北部から東側に移動していくと,聖エルモ砦を海から眺めることになる。砦といわれるだけのことはあり,進入するには容易ではないことが海上からだとよくわかる。オスマントルコとはここで激戦があり,聖ヨハネ騎士団はついにここを守り抜いたのである。岸壁には釣りをしている人が数人いた。ここから,ヴァレッタのあるシベラス半島の先端,聖エルモ岬をぐるっとまわりこんで南東側にまわりこみ,グランドハーバーとい...
ハーバークルーズの船は中型で屋根があるものとないものがあるが,見晴らしを考えると,屋根はない方がよい。客がまったくいなければ運行休止だろうが,1人でも乗船者がいれば一応定刻には出航する。解説好きなガイドが乗っていて,スピーカから次から次と周辺の景観についての解説が聞こえてくる。もちろん生実況で,東京ディズニーランドのジャングルクルーズのようだ。マルタ人は話好きと言おうか,サービス精神が旺盛と言おう...
ヴァレッタでとりわけ人通りの多い通りであるリパブリック通りは,午前中の人通りがとくに多いが,曜日や時間帯にかかわらずいつも混んでいる印象が強い。シティゲートをくぐり,真っ直ぐに伸びるこの通りは,地形的にはシベラス半島の尾根を通っているので,左右に折れると,海に向けて降りていくことになるし,聖エルモ砦のある先端部に向かって進んでいくと,やはり騎士団長の館を過ぎたあたりから下に降りていくことになる。【...
地中海沿いの地域,とくにマルタはパンが美味しい。外側がパリっとしてフランスパンのようだが,中はふんわりしていて,フランスパンに似ているようでまったく異なるタイプのパンである(マルタパンとよばれている)。ゴマのついたパンはパンニーとよばれる。フランスパンほどは外側は硬くないので,手でちぎって食べることが可能である。丸く焼き上げ,スライスしたものにバターやジャムをたっぷり付けて食べるのがマルタっ子の食...
教会に向かって左側にある路地をさらに南下する。時間帯によって一方通行になるということはこんな狭い道でも車が通るということなのか。マルタ・ストーンでできた,お馴染みの建物が両側にぎっしり並ぶ路地は,曲がりくねっていなくても迷路に入り込んだような錯覚を覚える。家々の壁や窓には,マルタ騎士団や宗教に関するプレートやオブジェがあり,国民の信心深さが感じられる。【2016/9/19(月) 午前 10:01】↓同じ日帰りツアー...