宜蘭設治記念館を見学し,次の目的地の羅東に向かうため,台鐵宜蘭駅まで徒歩で戻ることにした。行程は北横公路沿いに歩き,光復路で右折し1㎞ほどになる。歩き始めると,宜蘭設治記念館に隣接する蘭城新月廣場(Luna Plaza)という複合商業ビル(地上11階,地下4階,2008年オープン)がある。日本企業の店舗も少なくなく,スタバやマクド,カルフール,映画館,5つ星ホテル(6階以上)も入っていて,台湾東部最大のショッピング...
Yukky's ワールドウォッチング
掲載写真26300枚超。総合旅行業務取扱管理者資格及びJTB旅行地理検定上級資格保有者が紹介するアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア!海外らしい景観も多い北海道と沖縄も併載!
Top Page › Category - 宜蘭
宜蘭設治紀念館の中は日本家屋そのものだ。畳の間が中心で,縁側や石庭があり,風呂は五右衛門風呂。どこをどう見ても戦前の日本そのものである。天井や柱などの木材は近くの山で伐採されたヒノキが使われているとのこと。さすがに日本から木材を運び入れて作るということはなく,地元の材料で日本家屋を建ててしまった。100年以上前の建物だが保存状態はよく,宜蘭に来たらぜひ寄りたい場所である。台北市の青田街にある「青田七...
宜蘭設治紀念館は木造平屋の建物だった。元は台湾統治時代の宜蘭庁長官官舎で,屋内に入ると台湾にいることを忘れるほど,完全な日本家屋である。屋内を見学するには,日本家屋なら当然だが靴を脱がなければならない。普通なら玄関で脱ぐはずなのに,ここでは建物の保護のためか,玄関に入る前で脱ぐことになっている(足の裏[あるいは靴下]が汚れるのを覚悟しなければならない)。玄関を入ると「簡報室」なる部屋がある。「簡報...
宜蘭酒廠を見学し,次の目的地は徒歩で5分ほどの「宜蘭設治紀念館」だ。工場東側の泰山路という道路を南下し,交差点を渡れば目の前だ。全く迷うことはない。この辺りは通りに面して自動車やバイクの整備工場らしき建物が集中している。住宅街でもなく商店街でもない地域だ。交差点を渡るとすぐ目的地があるわけではなく,まず「宜蘭文學館」という木造の日本家屋がある。典型的な日本の住宅だが,現在の日本でさえ地方に行っても...
宜蘭酒廠の敷地内で見学できる場所は思ったよりは少ない。次の見学場所は台湾紅麴館だ。ここでは,米を原料とする醸造酒である紅露酒(ホンルーチュウ)を生産している(紹興酒と同じ酒類)。紅麴を使った酒は高級酒として重宝され,台湾紅麴館内にも甕に入った紅露酒が積まれていた。館内のショップでは瓶入りの比較的購入しやすい紅露酒が販売されていたが,またの機会にした。午後から雨がパラパラ降る天気で,暑さは和らいだが...
駅前を見て,早速宜蘭探訪に出かけることにした。まずは宜蘭酒廠へ行くことにした。距離は徒歩でも行けなくはない(最短距離で徒歩15分ほど)が,暑さもあるので,駅前のタクシーを利用した。宜蘭酒廠は,1909年,日本統治時代に造られた台湾最古の酒工場で,見学できるのは,甲子蘭酒文物館と台湾紅麴館だ。台湾ビールを造る酒造会社の宜蘭工場になっていて,ここでは紅露酒や米酒が製造されている。ビールは造られていない。タク...
宜蘭(イーラン)駅及び駅前にある広場は,宜蘭出身の絵本作家,ジミー・リャオ(幾米)氏のファンタジーの世界になっていた。宜蘭駅の建物はキリンが長い首の上半身を駅舎から出していて,壁面は森を表現するペイントがなされていた。世界中どこを見てもこのような駅舎はないだろう。さらに信号を渡った「丟丟噹(ディウディウダン)森林広場」と命名された場所は,ジミーの作品「星空」の「空飛ぶ列車」が忠実に表現されていた。...
台北から約1時間乗車して,宜蘭(イーラン)車站(駅)に到着した。途中の停車駅は松山(ソンシャン)だけだったので,日本の特急以上の格はあろう。日本の今の特急は昔の準急のごとく,数駅ごとに停車し,特急料金を取られるので損した気分になる。宜蘭車站は宜蘭県宜蘭市の中心駅で,開業は日本統治下の1919年だから,すでに100年を超えた歴史ある駅だ。ホームは長く,長大編成の列車でもホームが足りなくなることはなさそうだ...
夏の臺鐵(臺湾鐵路)東部幹線の自強號(号)はたいへん予約が取りにくい。西部幹線に比べて優等列車の本数が少ないので,観光シーズンの夏は,すぐに予約で埋まる。臺北車站(台北駅)から日帰りで東部に行くので,ネットで往路の予約は取っておいたのだが,復路はすでに満杯で,高速バスで臺北(台北)に戻ってくることにした。臺北車站から乗るのは自強號(号)に分類されているが,なかでも上位種別的な意味合いを持つ「普悠瑪...