ソウル一の眺め1~ソウル76
ソウル大きな都市に行くと,高いところから景色を眺めてみたいといつも思う。かといって高いところは苦手である。矛盾するが,高いビルの展望台はフロアーの面積も広く,エレベーターも高速で何となく安心であるため,恐怖心は遠のく。さて,「大韓生命ビル(63ビル)」は漢江の中洲・ヨイドの南端にある。「63」といっても63階建てではなく,地下3階+地上60階から,ビル名が63となっている。東京・池袋のサンシャインビルが60階建てなので,ほとんど同じ高さといってよい。このビルが韓国では最高の高さのビルである。韓国は大きな地震がないところであるが,上海やクアラルンプールなどのような300mを超えるビルは造らない。が,これからドバイに建てられる150階建ての高層ビル(800m)は韓国企業が受注している。【2007/6/29(金)午後10:55】 |
↓漢江南岸からの「大韓生命ビル」

外が見えるエレベーターなので,視野が広がっていくのが手に取るようにわかるのがうれしい。台北101のエレベーターは外が全く見えないので,展望台について初めて外の眺望を拝めるのとは一線を画する。東京・池袋にあるサンシャイン60の展望台と同じ高さであるが,見える景色はまったく異なる。都会なので建物が密集しているのは同じだが,ソウルの方は近くに山が迫ったり,すぐ下に大河・漢江が視界に入ったり変化に富んでいる。特筆すべきは高層住宅がたいへん多いことである。日本でもマンションが多いが,ソウルは似たような建物がまとまって巨大団地を構成している。 |
↓手前が漢江,右奥が南山
