亀ゼリーを食す~香港66 - Yukky's ワールドウォッチング
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亀ゼリーを食す~香港66

香港で漢方を気軽に口にできる食べ物といえば,亀ゼリー(亀苓膏〔クワイレンゴウ〕)だ。亀ゼリーは亀の甲羅(腹側)を干して,それ以外の漢方を数種入れたもので,効能は毒素を排出するので,肌をきれいにし,暑気あたりにいいなど,香港ではかなり意識して口にするらしい。専門店もあるほどだから,香港だけでなく広東地方ではかなり広まっている。
かなり苦いので,店で頼むと冷たいものにはシロップが,暖かいものには砂糖がついてくるが,慣れればそれほど苦くはない。漢方に慣れた人間が言っているから信用はしない方がいいかも。亀ゼリーは漢方専門の店で食べることもできるが,なぜか甘味屋にも置いてある。値段は30元以上するが,量はけっこうある。漢方なので1日1杯を超えて食べるのはご法度らしいが,毎日食べれば肌がツルツルになるらしい。各店とも20種類以上の漢方を併せて煎じているので,効果は大で,体内の余計な熱や毒素を排出し,血液はサラサラになるとのこと。肌荒れ,ニキビの改善に最良で,翌朝の化粧のノリの良さはピカイチとか。女性には絶対オススメの食べものだ。香港滞在中はもちろんのこと,中華街がある街(バンコク・クアラルンプールなど)では必ず食することにしている漢方である。夏場は「元気の源」として好まれ,漢方の仙草のような暑気払いとしてのはたらきも兼ねているようだ。
老舗の「恭和堂」の他に,「海天堂」などの漢方専門店でも味わえる他,「許留山」などの甘味屋でも本格的なものが味わえる。スーパーマーケットでは缶入りが売られているが,重いので迷うところだが,広州のスーパーでは亀ゼリー粉が売られていた。さすが中国本土だ。手軽さを追求した結果,粉末化して販売という手段を考え出した。値段も安く簡単に家庭で作れるのは何より有り難い。中国本土のスーパーには,コーヒーや紅茶などの嗜好品コーナーの隣に独立した漢方コーナーの棚がある。日本にあればいいが,価格の面で100%無理だろう。日本で売り出せば,野口英世1枚ほどになって,気軽に食せる漢方とは言い難くなる。【2014/6/21(土) 午後 8:05】

↓コンビニで買える「海天堂」の亀ゼリー
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-a4-fe/laxjfk2002/folder/1606948/32/56392232/img_0


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