ニノイ・アキノ国際空港は,マニラ首都圏南部のパサイ市とパラニャーケ市の市境上にある。ターミナル1(T1)及びターミナル2(T2)がメイン滑走路の西側にあるのに対して,ターミナル3(T3)だけは東側にある。国際線がT1に集中しているのに,なぜか全日空(NH)だけはT3を使用する。T3は2階が出発フロアーで,ビル内の入口で荷物検査がある。1階には到着ロビーがあるが,店舗は極めて少ない。物販店はコンビニだけ。飲食店はバーガーキングも含め3店舗だけ。ベンチも少なく,冷房は入っているが長居できるような空間ではない。また,出口を出てしまうと,中に入ることはできない。出発ロビーのある2階にはセブ・パシフィック航空の搭乗カウンターが圧倒的な面積を占め,全日空のカウンターは端に追いやられている。セブ・パシフィック航空はLCC(格安航空会社)の部類に入るので,利用者はすこぶる多く,とくに国内線のチェックインカウンターはたいへんな人混みである。3階には飲食・物販店が集まったフロアーがあるにはあるが,それほど広くはない。飲食店は7~8店で,どこもカジュアル系だが,食欲があまりないときには入りたいと思う店もない。無線LANが使える店は何店かあるが,天井や壁らしい壁はなく,半ばオープンエアなので,近くに行けばネットができてしまう。【2015/12/27(日) 午後 3:40】 |
↓ニノイ・アキノ国際空港(マニラ国際空港)ターミナル3の出発フロアー外観

↓インフラはあまり整備されていないが,空港とマニラ中心部までは高速道路が走っている

↓セブ・パシフィック航空のカウンターが並ぶ出発ロビー

↓到着ロビーを出て右側にあるタクシー乗り場はいつも長い行列

↓3階にある商業施設

↓免税店

搭乗ゲートへ向かう荷物検査上では,ロンドンのヒースロー空港並みに,靴を脱いで,コンベアーベルトに載せなければならない。身体検査は男女別で行われる。尚,この空港は旅行関連サイトの空港評価で,何度もワースト1に輝いている,利便性・快適性・サービス度などがすこぶる悪い空港となっている。国際線の搭乗フロアーでもたいした店はなく,早く行っても時間をつぶせるようなところはないので,空港としての期待感はまったくといってない空港である。それでも老朽化したT1よりはマシかもしれないが。 |
↓手荷物検査場

↓搭乗フロアーには思ったほどの店がない(まるで成田空港のようだ)

↓スタンド式カフェのメニュー(値段の単位はペソ)
