文武廟で一休み~香港23
香港ハリウッドロードを西に進み,キャットストリートに一段降りる手前の左側にあるお寺が文武廟(マンモウミウ)だ。香港島最古(1840年代に建立)の道教寺院で,名前通り,文武の神を祀ってある(文〔学問〕の神は文昌帝,武の神は関羽)。まわりを囲むビルが高層なこともあり,やけに低く見える平屋の建物だが,中は思ったより広く,線香の煙がもうもうとたちこめている。線香は大きな渦巻状で天井から吊ってあり,一瞬一昔前の蚊取り線香を彷彿させる。この線香に願いを託した短冊をつけて奉納すると,願いが叶うと言い伝えられている。この蚊取り線香?はなんと一週間くらいくすぶり続けるらしい。そのためいつ行っても煙が充満しているのだ。昼間だというのに参拝者はわりと多く,熱心に祈りをあげている姿が寺院内のあちこちで見られる。【2011/5/28(土) 午後 5:10】 |
↓上環の高台にある文武廟

文の神を祀ってあるので,日本の天満宮同様,学問の神として,合格祈願で来る親も多いようだ。武の神を祀ってあるということは,スポーツ選手などが来るのだろうか?1日あるいは半日のオプショナルツアーにも入っているので,観光客も多くやってくる。坂の中腹にあり,そんなに便利な場所ではないが,人は絶えることはない。道路を渡ったところに小さな公園があり,ここは緑が多いので木陰がある。暑い日にはここで休憩をとるとよい。ベンチもあるので,水分補給には重宝する。悪天候中の束の間の晴れ間に喜んだのだが,日差しの強さと高い湿度(毎日90%以上の湿度があった)で歩きつかれ,しばしこの公園で休憩。疲れが一段落したので,すぐ下にあるキャットストリートを楽しむことにした。 |
↓屋根の上には陶器の人形が
