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タイで初めての地下鉄に乗ってみた~バンコク36

バンコク
06 /27 2010
10年ほど前からBTSと呼ばれる3両編成の高架鉄道が2系統走っているが,それに加えて日本の円借款で2004年にタイで初めての地下鉄が1路線完成した。費用の3分の2は日本からの借款らしいが,車両はBTSと同じドイツのシーメンス社製だ。日本の車両はシンガポールやニューヨークの地下鉄に採用されているが,他の国ではまず出番がない。北のバスターミナルやチャトチャック市場に近いバンスー駅から,タイ国鉄のバンコク中央駅であるフアランポーン駅まで全部で18の駅がある。BTSではやっていなかったが,地上の地下鉄入口付近には必ず警官が立っていて,地下鉄に降りていこうという人を立ち停めてバッグなどの中身を調べている。常日頃から警備は厳しいらしいが,警官も人なので,協力的な態度をとればどうということはないし,日本人だとわかるとニコッとしてくれるのは,さすがに「微笑みの国タイ」だけのことはある。【2010/6/27(日) 午後 3:36】

↓地下鉄に入っていく人の荷物をチェックする警官
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地下鉄駅の構内は日本の地下鉄駅と雰囲気は大差ないが,切符の自動販売機はタッチパネルで行き先の駅を地図にタッチするというもの。路線が少ないので可能なのかもしれないが,一応最先端の技術は導入されているようだ。切符は丸いトークンで,台北や広州の地下鉄もそうであった。改札機のセンサーにトークンをタッチして通り,降りるときは改札機でトークンが回収されるしくみになっている。日本の紙の切符のように回収後処分されるものとは違い,金がかからずにリユースできるので日本も見習うべきである。ホームは完全空調システムで涼しく,線路内とはホームドアで隔絶されている。電車が着いてドアが開くときに,ホーム上のホームドアも開くので,日本に多い電車への飛び込み自殺は一切できない。よって電車に轢かれる人も存在しない。日本の鉄道も都心部はすべてホームドアにするべきなのに,JRも私鉄も店舗展開や駅舎のリニューアル・化粧直しには金をかけても,ホームドア設置には積極的ではない。

↓タッチ式自動券売機
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↓ホームにはホームドアが
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↓キップ代わりのトークン,広州地鉄,台北MRTも同じ
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↓自動改札機,トークンは手前の電車の絵のところにタッチする
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BTSと交差するアソーク駅から地下鉄スクンビット駅は専用通路で結ばれ移動はしやすいが,地上3階と地下2階の高低差があるので,乗り換えは思ったよりたいへんである。一方,BTSサラデーン駅と地下鉄シーロム駅との乗り換えは専用通路がないので,地上を200mほど歩かねばならない。乗り放題のプリペイドカードもあるが,相当乗らない限り,元は取れないのであまりお得感はない。滞在中に数回しか乗らないのであればその都度買えば十分である。バスに比べたら割高なので,朝のラッシュ時でもけっして身動きできないほどになることはないようだ。それはBTSも同じである。日本のラッシュを経験していたら,バンコクのラッシュはたいしたことはない。それよりは地下鉄ができても道路の渋滞は飛躍的には改善されておらず,メイン道路はいつも混雑している。バスは安くて移動手段としてはこの上ないが,冷房のないバスも多く,渋滞で時間が読めないので,観光に来たのであれば地下鉄およびBTSがもっとも移動に適した乗り物だ。
アジアの地下鉄などの公共交通の冷房温度はきわめて低い。温暖化防止や省エネルギーという考えはまったく浸透しておらず,冷蔵庫のように車内をガンガン冷やす。あまりに冷えすぎていて,体内温度が上がった体で乗っても,すばやく冷える。外気温が温度・湿度ともに異常に高いので,これで冷房温度を高く設定されたら,暑くてかなわないので,まあ仕方ないと思ってしまうが,冷え性の女性には堪えるのではないだろうか。東南アジアは年中暑いので,冷え性の人はいないのかもしれないが。また,地下鉄車内で携帯電話ができる(インフラの充実と規制の緩和)のは,アジアではごく自然なことで,逆にできないのは,アジアで日本だけであることから,日本がアジアであることを否定せざるを得ない。ガラパゴスと言われるのは当たり前だ!

↓車内の様子,携帯電話に規制はないし,地下トンネル内でも途切れることはない
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自助餐=セルフサービスレストランを楽しもう~台北94

台北
06 /20 2010
セルフサービスを「自助餐」と書く。デパ地下などには定番であるが,単独店舗でこの形をとることも少なくない。この看板を見たら一度試してみるとよい。好きな物を好きなだけ食べられるので無駄がなく,選ぶのも楽しい。日本のカフェテリア式と同じで,トレーを持って,好きな物を指差しで選んでいって,最後に精算するというしくみで,種類を多く食べてもらおうという計らいか,一つ一つの量は少ない。南門市場から西に進んだ通り沿いに,「自助餐」の店を見つけたので,昼に近いこともあって入ってみた。看板には,「タイワンビュッフェ」と書いてあるので,店内の事情がすぐに呑み込める(2階はカフェ)。

まず最初にご飯をもらって,あとのおかずは指差しだけで事足りる。言葉はとくに必要ない。座席は空いているところに自由に座れる。平日の昼前だったので,座席は半分も埋まっていなかったが,ランチ時はさぞかし混むのだろう。トレーいっぱい(ご飯とスープとおかず4品)頼んでも130~150元くらいなので,日本でいうなら学食のような値段である。あとは時間を気にせず食べるのを楽しめばいいだけである。といっても人の出入りが頻繁なので,落ち着いて食べることはできないので,食べ終わればすぐに出て行くことになるが...【2010/6/20(日) 午前 9:22】

↓店の表
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↓店内
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↓130~150元のメニュー
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↓店の前の通りは看板がずらり
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ニョニャ料理を食べる~クアラルンプール27

マレーシア
06 /13 2010
中国料理とマレー料理の融合がニョニャ料理だ。甘さ,辛さ(ピリ辛ほど),酸味に各種香料を使った味が特徴である。タイ料理ほど辛かったり,香料にくせがあったりはしないので,わりと日本人好みの味だろう。中国からの移民の多いペナンやマラッカなどではニョニャ料理を食べられるレストランは多いが,クアラルンプールでは少なくなる。「オールド・チャイナ・カフェ」はそんなニョニャ料理が食べられるクアラルンプールでは数少ない店だ。LRT(Light Rail Transit System)プトラ線(2両編成)のPASAR SENI駅を下車し,徒歩7~8分ほどの場所にある。PASAR SENI駅のすぐ東側にはバスターミナルがあり(ターミナルといっても家屋があるわけではなく,バスがたくさん停まっている広い空間があるだけだ),そこを横切っていく。バスターミナルを兼ねた駅前の交差点には信号がないので,ひっきりなしにやってくるバスを交わしながら,道路を渡る羽目になる。ところで,プトラ線はクアラルンプールの郊外と都心を結ぶ鉄道で,東京でいえば,さしずめJR京浜東北線やJR中央線といった感じである。全線が高架区間と地下区間のどちらかで,踏切はない。他の鉄道もそうだが,クアラルンプール市内には踏切は存在しないようだ(立体交差が当たり前)。車内は冷房がガンガン効いていて,きわめて快適である。PASAR SENI駅のホームは高架になっていて,見晴らしがとてもよい。西側にはすぐマレーシア国鉄クラアルンプール駅の北側にできた新しいホームが見える。そして東側はチャイナタウンだ。エスカレーターがあるので,上り下りは楽であるが,東南アジアの鉄道にはこのような施設のないことも多々ある。切符は自動販売機で買え,テレカのような磁気カードで,回収して何度でも使えるようになっているのは,台北のMRTと同じだ(台北のMRTは丸いトークンになったようだが)。【2010/6/13(日) 午後 1:57】

↓LRTの1回券
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↓PASAR SENI駅前はバスターミナルになっている
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↓駅から「オールド・チャイナ・カフェ」までは徒歩5分ほど
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この店の中は,古きよき時代の中国というのか,とてもアンティークな造りで,壁に掛かっている中国人の写真(孫文もいる)を見ているだけでも飽きない。店内のテーブル数は10卓ほどなので,けっして広くはない。2階建てだが,1階がメインで,2階にはトイレがあるだけのようだ。入店したのは正午前であったが,すでに3組ほどの個人客がいた。欧米人と中国人である。オーダーして料理を待っていると,日本人の団体が10人ほど入ってきて賑やかになった。日本語で意味がわかるものだから,他のわからない言語よりうるさく聞こえるのは仕方ないことか。ガイドブック等に載っているので,日本人の個人客も多いようだ。

↓渋い店構えだ
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↓外にあった写真つきメニュー
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↓店内は古きよき中国を色濃く残し,マレーシアにいることをしばし忘れる
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ここに来たら必ず食べなければならないものにラクサがある。ラクサは米粉から作るうどんのような麺で,ココナッツミルク入りのカレー風ピリ辛スープという組み合わせだ。エビや魚のすり身が入っている。スープが麺にからんで意外と美味しい。麺にはビーフンと中華風小麦麺があるが,ここのは後者だった。なんとなくくせになる味だ。他に頼んだのはフライド・シュリンプ。これは,ニンニクとココナッツミルクたっぷりのソースにからめてあるので,新鮮な味だ。フライド・チキンはスパイシーなココナッツミルクの衣で揚げてあるので,柔らかく美味しい。また,香り米も頼んだが,歯ごたえもよく,美味しい米だった。下手な日本のまずい米より美味しいのではないかと思った。ニョニャ料理をこうして食べてみると中華料理にココナッツミルクやインディカ米などのマレーシア独特の素材や味付けがプラスされたものであることがわかる。単純な中華料理より,少し熱帯っぽく感じるのは,ココナッツミルクのせいだろう。日本人好みの味なので,マレーシアに来たらぜひお勧めである。人によっては癖になる味である。

↓ニョニャ料理の定番「ラクサ」
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↓「唐揚げチキン」
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↓「シュリンプの炒め物」
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↓「ココナッツミルクで炊いたインディカ米」
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↓メニュー表・・・単位はリンギッなので随分とリーズナブルだ
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yukky7

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バックパッカー的な視点も多々ありますが,いかなる都市でも,3.5星以上の宿に泊っています(笑)。