久高島 page1 - Yukky's ワールドウォッチング
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Yukky's ワールドウォッチング

掲載写真26400枚超。総合旅行業務取扱管理者資格及びJTB旅行地理検定上級資格保有者が紹介するアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア!海外らしい景観も多い北海道と沖縄も併載!
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久高島ミニトリップ8(最終回)~久高島8

久高島探訪も今回が最後。港から少し離れている久高島唯一の商店「すみれストア」の前を通って,東海岸にあるピザ浜に向かった。食べるピザは「PIZZA」だが,ピザ浜のピザは「PIZA」で,食べるピザとは何の関係もない。海との間の木立群に沿った道を走り,海に降りていく場所があったら,そこがピザ浜の入口だ。ピザ浜は砂浜ではなく,岩がごつごつした海岸で,海に入って釣りをしている人が見えた。遠浅ではないと思うが,浜から...

久高島ミニトリップ7~久高島7

久高島にも当然沖縄伝統的住居が少なからず見られる。門を入るとすぐに壁があり,左右に進んで敷地内に入るというもので,台風時の強い風が家屋に直接吹き付けないようにするものだ。住居の屋根は赤瓦で,シーサーが1対載っているのが普通だ。家の造りは木造の平屋で,窓には防風戸と呼ばれる木の雨戸が備えられている。伝統建築ではない建物では,シーサーは門柱の上に載っている。自転車で周っていると10分もあればすべての道路...

久高島ミニトリップ6~久高島6

市街地に戻ってきた。まだ午前10時10分だ。見知らぬ土地で,家屋のないところを自転車で数キロ走ってきたので,人の姿は見えなくても家が見えてくるとホッとする。確かに人は時々見かける程度で,村全体がガランとしている。200人にも満たない島だから当然だ。始発便で島に入って,まだ2便目が到着していないので,今日この久高島に入ったのは,本島からの始発便に乗っていた40人くらいだ。そのうち島の住民が半分くらいはいるだ...

久高島ミニトリップ5~久高島5

カベール岬で広大な太平洋を眺めて,心の洗濯をした後は,今来た道を自転車で戻ることになる。岬の辺りの植物群落を示した案内板が立っている。右下には知念村教育委員会の文字がある。今でこそ南城市の一部だが,2005年までは知念村の一部だった久高島だ。岬に先に来ていた3人連れはさっさと引き返してしまい,岬には他に誰もいない。本島行きの船の時刻もあるので,そろそろ出発だ。やはりススキが両側に生い茂り,一瞬沖縄と言...

久高島ミニトリップ4~久高島4

ススキが茂る,沖縄とは思えない風景の道を走ること20分ほど(行程約4キロ)で,島の東北東の先端に当たるカベール岬に着いた。琉球の創世神アマミキヨが降り立ったとされる聖地であるが,立ち入り禁止にはなっていない。景観は素晴らしい!透き通った海,ブルーやグリーンなどに変化する海の色,岩場に当たってきらきら輝く波。遮るもののない広々した海。左(北側)には沖縄本島が,右(東から南)には太平洋の水平線が見える絶...

久高島ミニトリップ3~久高島3

集落は高台にあるので,乗客の後について高台に上がっていく。振り向くと人のまったくいない長閑な港が見える。集落に入ると住民はバラバラに分かれていき,残された観光客はわずか。朝一番の船で来たので,この島が活気を見せるのは次の船の時刻からだろう。まずは,4km離れた最東端に向かうため,目についた店でレンタサイクルを借りる。年季の入った自転車だが,島民も観光客もほとんど見当たらないのでまったく気にならない。...

久高島ミニトリップ2~久高島2

安座真港から久高島の徳仁港までのフェリーは1日6往復あり,高速船が3往復,フェリーが3往復している。高速船とフェリーの差は,片道運賃が前者は760円,後者が670円。さらに所要時間が前者は15分,後者が25分という差であるが,交互に運航しているので,いちいち選んでいられない。久高島行の始発便に乗るべく,安座真港のフェリーターミナルには午前8時45分に着いた。始発便は高速船(「ニューくだかⅡ」号)なので,久高島に...

久高島ミニトリップ1~久高島1

11月の,とある日曜日に久高島を訪ねてみることにした。久高島は,琉球の創世神アマミキヨが天から降りてきて国づくりを始めたという神の島。南城市に属し,周囲は約8㎞,人口は180人ほどの小さな島だ。出発は那覇バスターミナル。インフォメーションでバス乗り場を聞いて,38番というバス停で待つこと5分ほどでバスがやってきた。東陽バスという,沖縄本島を走る民間バス4社の一つだ。日曜の朝ゆえ乗客は少ない。途中の東陽バス本...