モンキーフォレストに行ってみた~バリ島29
バリ島(インドネシア)ウブドの名所で,バリ島の文化とは縁のないところといえば,モンキーフォレストである。フォレスト内にはヒンズー寺院(ダラム・アグン・パダントゥガル寺院)もあるので,バリ島の文化とは関係はあるのだが,サルそのものはやはり関係はないだろう。しかし,「見ざる聞かざる言わざる」のオブジェを見るにつけ何かしら関係があるのかも,と思ってしまう。モンキーフォレストには200匹のサルがいるといわれている。モンキーフォレスト通り南端にある入口で,2万ルピア払って中に入るとさっそくサルのお出迎えである。いるはいるは,あっちにもこっちにも,サルを放し飼いにした動物園のようだ。人間に害は加えないということだが,さすがにこちらから近寄っていくと,大部分は逃げるが,稀に襲ってくるサルもいないとは限らない。用心に越したことはない。ゆっくりと散歩する程度で,サルを避けながら歩けば,とくに危険な目に遭うことはなさそうだが,すばしこいサルたちの争いに巻き込まれる(サルが何かのはずみで偶然に人間にぶつかって来る等)ことは予期しておかなければならない。モンキーフォレストは巨木が鬱蒼と茂る密林のような場所である。日差しが強い日でも,この密林の中に入ってしまえば,けっこう涼しいのではないかと思える。【2014/1/5(日) 午前 9:57】 |
↓熱帯の樹木が鬱蒼と茂るモンキーフォレスト内

サルはといえば,思い思いに好き勝手なことをして,森の中を走り回っている。どこに多く出没するかといえば,木の茂った場所ではなく,観光客も歩く寺院の境内や歩行者用道路の上である。そこでお互いにちょっかいを出したり,追いかけっこをしたりして遊ぶのである。当然,時々歩行者の通行の邪魔になることもあるので,歩行者とてこの森の中では常に気を遣って歩かなければならない。サルの餌としては甘藷のような芋が与えられているが,腹がいっぱいになれば当然手を出してこない。どうしても腹がすいて仕方ないと思ったときに,食べ飽きたと思える芋をいやいや食べているようにもみえた。 |
↓寺院内にはいたるところにサルがいる
