掲載写真23700枚超。総合旅行業務取扱管理者資格及びJTB旅行地理検定上級資格保有者が紹介するアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア!海外らしい景観も多い北海道と沖縄も併載!
マイル修行の5月第2弾は,21日・22日の1泊2日で沖縄2往復の予定だったが,沖縄では人口当たりのコロナ感染者が全国一となり,緊急事態宣言が発令されたこともあり,宿泊を避け,日帰りで2往復することにした。緊急事態宣言中は,フライトの変更は無料なので,次のような行程とした。 【第1区間】NH463 羽田( 7:25)→那覇(10:10) 普通席 【第2区間】NH462 那覇(11:00)→羽田(13:25) 普通席 【第3区間】NH475 羽田(14:30)→那覇(17:15) 普通席(国際線仕様) 【第4区間】NH476 那覇(19:15)→羽田(21:40) プレミアムシート(国際線仕様) 沖縄本島が近づいてくると,進行方向左側に与論島が見えてきた。小林聡美・もたいまさこ出演の映画「めがね」の舞台である。まだ訪れたことはないが近いうちに行ってみたい島だ。那覇空港へは沖縄本島西側を南下し北から進入する。夏は南風なので,向かい風になるには北から進入するのが一般的だ。逆に冬は北風なので沖縄本島東側を南下し,島のかなり南に進んでから右に180度近く旋回し,南から那覇空港に進入する。冬のコースは飛行距離が長くなるため,羽田から那覇へは冬の方が余計に時間がかかる。NH463便は定刻よりも早く那覇空港に到着した。天気は曇り。463便は50人ほどの乗客だったので,全員降機してもターミナルは閑散としている。 【2021/5/23(日) 午後 2:00】 |
NH462便はNH463便の折り返し便なので,機材もクルーも同じ。CAに声をかけると覚えていてくれた。実は,CAは乗り継ぎ便のある客の名簿を持っている。もちろん名前だけでなく上級会員の別等の情報も含まれている。一般的に,遅れが予想される時,乗り継ぎ時間の少ない客には,着陸前に当機の遅れと乗り継ぎ方法をあらかじめ知らせてくれる。乗り継ぐ便が同じ機材とクルーの場合にも,当然客の情報を把握していて(ほとんどマイル修行者なのだが),声をかけてくれる場合が少なくない。社交辞令的だが,往路便では「次の便でもご一緒しますので,よろしくお願いします」的な声掛け,復路便では「お帰りなさい,お待ちしてました」的な声掛けとなる。時には手書きで搭乗証明書を書いて渡されることもある。この日は4区間も乗っていることを伝えると,ちょっとした土産(トランプやキャンディー,チョコレート等)をいただいた。話をしないよりはCAとは何かしら話す方がよい。とくに数少ないプレミアムシートの客はちゃんと話を聞いてくれる。 この便NH463便は金曜に上京する便だからか搭乗率は40%ほど。往路便よりは搭乗客は増えているが,全盛期のころの満員状態にはならず。羽田空港に着き,乗り継ぎ手続きをして,1階から2階に移動。搭乗口63番近くのスイートラウンジに寄る時間はなく,次の便の搭乗口に近いANAラウンジに寄って喉だけ潤した。第3区間の搭乗口は少し遠い57番ゲートだ。 |
57番ゲートに移動し,NH475便に搭乗した。国際線仕様の機材なのに,普通席に特段のメリットはなし。羽田空港周辺は雨が降りしきり,21時半ごろにここに戻ってくるころはどんな天気だろうか。夕方の沖縄も午前同様に雲が多く,沖縄本島北部は雲に覆われほとんど見えなかったが,那覇市内は何とか見えるほどの雲の量だった。夕方の那覇空港は午前よりは人は多いものの,相変わらず空いている。到着ロビーに出てみた。観光客は極めて少なく,「めんそーれ」が虚しい。2階の物販フロアーには観光客の姿はちらほら目に入るものの,数えるほどだ。スイートラウンジに入室し,少し休むことにした。那覇空港のラウンジに入ったら必ず口に入れるのがブルーシールだ。この日はいつものバニラではなく,「シークヮーサーソルベ」にした。 |
午後7時前でも那覇は明るい。東京より30分以上日没が遅いので,夏至のころは午後8時でも明るい。この日の最終区間(第4区間)NH476便はプレミアムシートが取れたので,空の上で食事を楽しむことにした。ラウンジで何か食べる程度で,朝からまともな食事はしていないので,機内食は一層美味しく感じられた。この日は京都の和食ダイニング「米村」の夕食だ。店でおまかせコースを頼めば,ランチでも1万円(ちなみに夕食は2万1千円)するので,軽食とは言え,同じ味が機内で食べられるのは有難い。羽田空港には定刻よりもやや早く着き,電車を乗り継いで帰途についた。最寄駅到着は23時。家を出たのが午前4時50分なので18時間ほどの旅になった。東京・沖縄2往復5900kmを飛んでさすがに疲れた。 |
トンタッダム通りは,都心部1区にある150mほどの市場ストリートになっている。数十軒~100軒あるトタン屋根のバラックは,住居を兼ねているようなものから,奥行きのほとんどない屋台まであり,衣類、雑貨,加工食品,缶飲料などわりあい何でも揃っている。しかし,壁もなく,屋根も完全ではないため,自然条件にはめっぽう弱く,4~5月の40℃になる暑気,その後のスコールのある夏場など,売る方も買う方も苦労が多い。冬場でも日中の日差しが強いため,レザーシート等でひさしを作ったりしないといけない。観光客が特段行く場所ではないが,都心の一等地にこのようなストリートがあることは,ある意味東南アジアの魅力でもある。【2021/5/19(水) 午後 8:00】 |
オークランド港を離れると,船の後方には,オークランドのダウンタウン全体が見渡せるようになってくる。ダウンタウンのシンボルは高さ328mのスカイ・タワーだ。南半球一高いということになっている。わりと高いビルが建ち並ぶダウンタウンは建設ラッシュでクレーンがあちこちに見える。人口440万の国で,その3分の1以上の人口が集中するオークランドだが,ビルが林立する都心部はわりとコンパクトで,郊外の住宅地部分がかなり広いようだ。自動車運搬船が近くに停泊していた。積んでいる車を見ると日本車だ。市内を見ても,日本車のわりあいは高い。日本と同じ右ハンドル,ヨーロッパやアメリカより運ぶ距離が短い,などの理由が考えられる。 夏のオークランド湾は,マリンスポーツが盛んだ。次々とボートやヨットがすれ違っていく。ニュージーランドは,このようなプレジャーボートの所有率で,世界トップクラスの,10人で1隻くらいらしい(日本の40倍近い所有率)。まもなく対岸の住宅地が見えてきた。もうすぐデボンポートかと思ったら,前方に船着場が見えてきた。【2021/5/13(木) 午後 8:00】 |
今年のANAプレミアムポイントは,現在ダイヤモンド会員であれば,初回搭乗時に40000ポイントもらえるので,50000ポイント必要なプラチナ会員には,格安チケット(「バリュー」というチケット)で羽田・那覇を3往復半すれば達成できることになる(1往復で2952ポイント貯まる)。とくにプレミアムポイント2倍キャンペーン(下記TOPページ参照)が行われている3月22日から6月30日までに搭乗すると,搭乗の際と後日併せて2倍分のポイントがもらえるので,羽田・那覇往復はたった2回で達成してしまう。 そのようなわけで,例年7月ごろようやく50000ポイントに達成するのが,今年はゴールデンウィーク明けに達成してしまった(5月8日現在53284プレミアムポイント)。しかし,目指すは100000ポイントのダイヤモンド会員なので,まだ先は長い。通常,ダイヤモンド会員になるには,格安チケットで年間羽田・那覇間を34往復しなければならないが,今年は12往復程度で達成できる見込みだ。ANAからもらったコインやマイルをフル活用するので,12往復合計でも2~3万円の出費で済んでしまうのは有難い。【2021/5/12(水) 午後 8:00】 |