出島見学は3度目で前回は2011年だった。その時復元された建物の数は現在(2023年)の3分の2くらいで,出島和蘭商館跡はなく,そこではまだ発掘が行われていた。入場に料金は必要なく,西門から自由に入場ができた(現在の表門に続く橋はなかったので,表門からの入退場はできなかった)。今回は川を渡って表門からだけしか入退場できなくなっていて最初は戸惑った。【2023/2/12(日) 午前 8:00】 |
↓出島表門橋を渡って入場

↓出島和蘭商館跡(2011年にはなかった建物)

↓2011年の出島,青いシート部分に出島和蘭商館跡が建っている(クリックで拡大)

↓商館跡からカピタン部屋方向をのぞむ

カピタン部屋(事務所や住居として使用)は2011年にもあったが,展示スペースが広がり,ダイニングルームも広かった(「カピタン」とはオランダ商館長のこと)。カピタン部屋の裏には,出島の責任者である乙名の住居(乙名部屋)や調理場(料理部屋)があり,少し離れた建物にはオランダ商館員の部屋もあった。出島の東端には「長崎出島之図」を基に作った出島の模型,「ミニ出島」があるので併せて見たい。 |
↓カピタン部屋の2階

↓カピタン部屋のダイニングルーム

↓2011年のダイニングルーム

↓乙名部屋

↓料理部屋

↓オランダ商館員の部屋

↓出島の西側から東側をのぞむ

↓東端にある「ミニ出島」

↓「長崎出島之図」

↓「ミニ出島」をアップ

↓オランダに関係するのでミッフィーがあった

出島を出て,南側にある,パフェとグラタンの店「ハワイ」に行った。ここでグラタンを食べる人は少なく,ほとんどがパフェを食べる。ここは昭和33年創業で,日本のパフェ発祥の店だ。もとは大村市にあったのだが,長崎市出島に移転して観光客は行きやすくなった。食材には相当こだわりがあり,この時食べたセレブパフェ(1,100円,日替わりでワイン用ぶどうヨーグルトジェラート注文)のバニラエキスは1kg27,000円の最高品を使っていて,あまり甘くないソフトクリームになっていた。季節柄かフルーツにはあまりパフェでは使わないカキが入っていた。店内は常に混んでいて,次から次と客がやってきて,パフェを注文するのでカウンターの中と厨房は大忙しだ。若い人が圧倒的に多く,SNS等口コミの力は強い! |
↓パフェとグラタンの店「ハワイ」

↓「ハワイ」は日本のパフェ発祥の店

↓店内

↓カウンターは大忙し

↓注文した「セレブパフェ ワイン用ぶどうヨーグルトジェラート」

↓テイクアウトもOK

↓長崎駅前のアミュプラザ

↓西九州新幹線「かもめ」

長崎駅前に路面電車で移動し,最近オープンした駅前のアミュプラザ(JR九州の駅ビル型商業施設)を見学した。さらに,遠目ながら,長崎駅ホームに停車中の西九州新幹線(2022年9月開業,武雄温泉・長崎間)「かもめ」の姿を見て,9回目の全国旅行支援の雲仙・長崎はほぼ終了した。3日目は帰京する日。長崎駅近くに泊まったので,長崎空港行きのバスターミナルはすぐそば。空港まで45分ほどで到着し,長崎カステラ等(贈答用)を購入して,ソラシドエアーで帰途に着いた。ソラシドエアーは何回か搭乗しているが,極端な遅れもなく,快適な航空会社だと思う。 |
↓長崎駅前バスターミナル

↓長崎空港の土産物売場は長崎カステラと海産物が充実

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02 /12
2023
新地中華街から350mほど離れたオランダ坂を見に行った。長崎の人には悪いが,札幌時計台,はりまや橋(高知市)とともに,「日本三大がっかり」に数えられる観光地の一つだ。坂は途中から分岐し,南側の本坂は約250m,途中から分かれる北側の坂は約120mの長さがある。幕末からの歴史的な見どころがある界隈なので,歴史好きには興味ある坂である。坂を上り始めるとすぐ「湊会所跡」がある。長崎税関の前身だった建物だ。分かれ道の左側にある「東山手甲十三番館」は旧フランス領事館だった建物だ。坂の上の活水女子大(旧活水女学校)も歴史がある。見どころはそこそこあるのに,「がっかり」というのはどうかと思う。【2023/2/12(日) 午前 7:00】 |
↓オランダ坂下

坂の上の洋館は活水女子大校舎

↓幅は広くないのに対面通行

↓坂を上り始める

↓「湊会所跡」の碑

↓オランダ坂の分岐点

↓オランダ坂と活水女学校の解説

↓オランダ坂の中腹(この先150mほどで南側の坂は終わる)

↓「東山手甲十三番館」

↓「東山手甲十三番館」と北側のオランダ坂

オランダ坂下には,どこか異国情緒漂うオランダ通りがある。オランダ坂に近いこの通りに,「長崎元亀堂本舗(大浦店)」という長崎カステラを作っている店があった。店頭に置かれたカステラの切端に惹かれたが,東京に持ち帰る間に潰れてしまう懸念があったので,箱入りの方の正規品を買った。次に出島見学に向かうため,長崎みなとメディカルセンターの前を通ったら,「鉄道発祥の地碑」があった。鉄道発祥といえば,誰でも1872年の新橋・横浜間を思い浮かべるが,それは商用ベースの話であって,とにかく蒸気機関車が日本で初めて走ったのは,長崎で,1865年のことだった。あのグラバー(イギリス人貿易商)が試走させたのだ。出島の手前で,年季の入った建物があった。意外と新しく?昭和40(1965)年建築ということだった。 |
↓オランダ坂下のオランダ通り

↓長崎元亀堂本舗大浦店

↓鉄道発祥の地碑

↓出島の手前にあった長崎県印刷会館の建物

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02 /12
2023
繁華街の浜町をそこそこに長崎新地中華街に向かった。長崎の中華街に来るのはこれが3度目。過去2回では,それぞれ定番の皿うどん,ちゃんぽんを食べていたので,今回はとくにこれを食べなければならないという物はなかった。午前11時になると飲食店が開店し始め,中華街に人が集まってきた。全国旅行支援の地域クーポンがばら撒かれているので,ここで食事をする観光客は多いだろう。ただし,中華街は紙クーポンの店が多く,電子クーポンに対応した店は,北門脇の2店(會楽園・京華園)くらいだったので,自然とこの2店に入る客が多かった。そのせいか,南北のメインストリートはさすがに人通りはあるものの,交差する東西の通りは閑古鳥で,東端の「江山楼」新館がかろうじて客の入っていた店だ。この店ではかつて長崎ちゃんぽんを食べたことがある。新館がオープンし,旧館は閉鎖しているようだ。【2023/2/12(日) 午前 6:00】 |
↓長崎新地中華街北門

↓手前にはキャラクターを置く角煮まんの店

↓夜にはネオンになるらしい

↓午前11時になり,飲食店は次々にオープン

↓「江山楼」は新館をオープンし,本館(旧館)は閉鎖していた

↓南北のメインストリートに交差する通りは午前11時でも閑散としていた

結局,北門に戻り,「京華園」でランチをすることにした。向かいの「會楽園」はすでに混んでいたので,電子クーポンを使えるもう1店の方にした。「京華園」は上海料理を主としながら中華料理は何でもあるようだ。ランチコースを注文し,1時間ほど食事を楽しんだ。長崎名物の角煮まんがメニューに入っていて,テイクアウトの店で食べようと思っていたが,その必要はなくなった。雲仙のホテルでもらったクーポンを使ったので,ドリンクを含めても1000円強の持ち出しで終わった。全国旅行支援さまさまである。正午を過ぎて店を出たら,通りはかなり賑やかになっていた。南に向かい南門から中華街を出て,湊公園で休憩し,次なる場所へ移動することにした。 |
↓北門にある「京華園」でランチをすることに

↓「京華園」の店内

↓ランチコースを注文

↓角煮まんは自分で挟んで作る

↓杏仁豆腐でランチコース終了

↓一番賑わっていた北門脇の「會楽園」は「京華園」の真向かい

↓正午を過ぎて人通りが増えてきた

↓中華街南門(奥)と湊公園中華門(手前)

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02 /12
2023
2日目も前日同様に曇りで,午後から雨の予想。長崎では新世界三大夜景の稲佐山に登る予定で,観光バスも予約したが,無理っぽい(結局長崎市では午後から雨が降り出し,稲佐山頂上付近が雲で覆われているのを確認してキャンセルした)。雲仙温泉には名物「湯せんべい」なるものがある。せんべいに温泉水を混ぜたものだ。柔らかい歯ごたえでそんなに甘くはない。雲仙普賢岳の温泉水を使っていると解説には書かれていた。硫黄泉なら身体に悪そうだが...1回食べるだけなら害はないだろうと購入した。長崎駅前行きの特急バスは1日3本。雲仙温泉から乗った人は少なく,島原街道を進むうちに,徐々に乗る人が増え,長崎市内に着くころには半分ほどの座席が埋まっていた。沿道の島原半島西側はジャガイモ畑が続く。なぜ長崎県がジャガイモ2位か?長崎はジャガイモ伝来の地(400年前にインドネシアから)からというのもあるが,北海道が冷涼で,年1回しか収穫できないのに対して,温暖な長崎県は年2回(春と秋)収穫できるので,北海道産ジャガイモの端境期に供給できるという強みがあるからだ。とくにこれからの季節,5~6月は収穫の最盛期となる。ジャガイモ畑は何とか平らな土地を確保しているが,長崎県はもともと平地が少ないので,棚田や段々畑が多い地域になっている。【2023/2/12(日) 午前 5:00】 |
↓雲仙温泉の東側の通り

↓「おもちゃ博物館」

↓スナックは和風

↓雲仙温泉名物「湯せんべい」の店

↓湯せんべい作りの実演

↓湯せんべいの解説

↓実演していた店で購入した湯せんべい

↓バス停付近には飲食店が数軒ある

↓雲仙温泉案内図(上が東)

↓長崎駅前行き特急バスが出発する雲仙バス停

↓特急バスは一日3本

↓雲仙地獄を横に見ながら雲仙温泉を後にする

↓ジャガイモ畑が続く

↓平地が少ないので棚田や段々畑が多い

長崎市内では,終点(長崎駅前)まで行かず,中央橋で降りた。中央橋は,長崎一の繁華街「浜町(はままち)」の西の入口に当たり,地元の買い物客や観光客も多く賑やかだ。さらに中華街や眼鏡橋など観光地も近いので,便利な場所だ。尚,今回は眼鏡橋には行っていないので,10年ほど前に行った時の写真を掲載した。 |
↓長崎市内に入り中央橋で下車

↓「浜んまち」(浜の町アーケード商店街)西の入口

↓長崎一の繁華街「浜町」

↓「眼鏡橋」

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02 /10
2023
「雲仙地獄」界隈にはネコが30匹ほどいるらしい。冬でも暖かい岩はネコにとって絶好のベッドになっている。まどろんでいるネコには警戒心がまったくといって言いほどなく,時々身体を動かすが,起きる気配はない。一日中硫黄の臭いを嗅いでいるのは身体にどうなのかわからないが,「地獄」と言われる場所なのに,ネコにとってここは「天国」である。【2023/2/10(金) 午前 7:00】 |
↓「お糸地獄」

↓暖かい岩の上でまどろむ肉付きの良いネコ

「お糸地獄」にある「雲仙地獄工房」で温泉たまごを買って食べてみた。一番個数の少ないセットは「2個」(200円)。ついでに「温泉レモネード(300円)」も購入。たまごは黄身が赤っぽいが,味付けはほどよく,今まで食べた温泉たまごで屈指の美味しさだった!道行く人で温泉たまごを買う人は多く,人気の高い店だ。バスを降りて,まだチェックインをしていなかったので,ホテルに向かうことにした。 |
↓「雲仙地獄工房」で温泉たまごを買って賞味した

↓温泉たまご

↓温泉レモネード

↓ホテルに向かうことにした

チェックイン時に全国旅行支援の紙クーポンをもらったので,スマホで即電子化した。翌日の長崎市内で使用する予定だ。ホテル内はどこでも常に硫黄の臭いがして,雲仙温泉が硫黄泉であることを再認識させられる。ホテル内は浴槽こそ数は少ないが,一つの浴槽が大きく,数十人が一度に入れるほどの広さはあった。硫黄泉とは言え,温泉の色はほぼ透明で,白い湯を想像していたが,泉質と臭いだけに硫黄が反映されていることがわかった。 |
↓1階ロビーが広い

↓半地下には「まんが図書室」も

↓全国旅行支援の地域クーポン「ながさきで心呼吸の旅キャンペーン」を紙でもらう

↓紙クーポンをすぐにスマホで電子化

↓ホテルから見た「雲仙地獄」方向

夕食のビュッフェでは韓国フェアーを実施していて,ふだんのメニューに韓国料理が数品プラスされていた。韓国からの旅行客ならさぞかし不満だろうが,見たところ,中国系(台湾か香港)の観光客が数人いただけで,韓国からの観光客の姿は見当たらなかった。朝食に納豆を食べる中国系観光客を見るにつけちょっと驚いた。 |
↓ホテルの食事は朝夕ともビュッフェ

↓チヂミとビビンパプの具

↓チャプチェとヤンニョンチキン

↓韓国風鍋

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yukky7
『 Yukky's ワールドウォッチング 』へようこそ!
バックパッカー的な視点も多々ありますが,いかなる都市でも,3.5星以上の宿に泊っています(笑)。