ソグネフィヨルド page1 - Yukky's ワールドウォッチング
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Yukky's ワールドウォッチング

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グドヴァンゲンからヴォスへ~ソグネフィヨルド16

フィヨルド観光船がグドヴァンゲンに着き,船を下りると目の前に「ノルウェー・イン・ア・ナッシェル」と英語で書かれたバスが停まっている。これがヴォス行きの周遊券所持者専用バスだ。船を下りた人々が次々に乗り込んでいく。バスは何台もあり,1台目が満員になれば,2台目に乗ることになる。満員になったバスから順次ヴォスに向かって発車する。この船から降りた客で3台のバスがいっぱいになったようだ。渋滞などあり得ない...

ソグネフィヨルドクルーズ7~ソグネフィヨルド15

右側に集落が見えてきた(15:12)。バッカの集落だ。この辺りは水深が十数mしかなく,ネーロイフィヨルドでも最も浅い場所である。人口10人足らずの集落の中央に白い教会がある。集落はバッカノシ山の麓にあり,ほとんどの人がヤギの牧畜に従事している。白い教会は1859年にできたもの。グドヴァンゲンまでの道路が1970年代に完成したが,雪崩などの危険があるため,2001年にはトンネルが作られた。山の緑にマッチして美しい集落...

ソグネフィヨルドクルーズ6~ソグネフィヨルド14

右側に小さな集落が見えてきた(14:44)。ディールダルの集落だ。かつては学校もあったそうだが,今でもグドヴァンゲンなどと道路がつながっておらず,交通は船に頼らざるを得ない場所だ。周辺にはトナカイが多く棲息しているが,定住者はなく,夏の間だけ農業を営んでいるらしい。緑に囲まれ素晴らしい環境だが,何といっても交通の便が悪すぎる。【2016/9/19(月) 午後 7:33】↓世界遺産ネーロイフィヨルド 北方向↓隣で見ていた女...

ソグネフィヨルドクルーズ5~ソグネフィヨルド13

しばらく切り立った崖が続き,いよいよアウルランフィヨルドの終点だ。このまま真っ直ぐ北に進めば,ソグネフィヨルドの本流だが,船は進路を90度左に旋回し,すぐにネーロイフィヨルドに入っていく(14:27)。ソグネフィヨルドの本流とアウルランフィヨルド,ネーロイフィヨルドが交わる場所バイテレンは,岸壁と岸壁の間が広く2~3km四方の海のような場所である。高い山々に囲まれているので湖のようでもあるが,三方に本流と...

ソグネフィヨルドクルーズ4~ソグネフィヨルド12

いよいよ,左側に集落が見えてきた(14:09)。ウンドレダールの集落だ。人口は約120人だが,ヤギが500頭ほどいる。岸に近い家にはボートがあるようで,手入れに暇がない。家の造りは,先ほどのアウルランの家々よりはこじんまりしていて,岸辺に近い場所に密集している。奥の山の上の方にはヤギの牧場があり,ヤギが放牧されている。ヤギの乳から作ったチーズは年間約10トン生産され,この集落の特産であり,集落に1軒ある売店で販...

ソグネフィヨルドクルーズ3~ソグネフィヨルド11

フィヨルドの幅がだんだん広がってきた。その分,急な斜面による圧迫感も和らいでいく。前方遠くの険しい山までの距離もまだ相当あるので,山々の荒々しさは伝わってこない。進行方向右側に集落が見えてきた(13:43)。人口約600人のアウルラン村である。この村は,この辺一帯のアウルラン県の行政の中心地である。遠くから見ると濃い緑(木々)と黄緑(牧草地),そして建物のさまざまな色で,とても色彩豊かで美しく見える。アウ...

ソグネフィヨルドクルーズ2~ソグネフィヨルド10

やがて進行方向右側(東側)の比較的穏やかな斜面のはるか上に集落が現れた(13:32)。オッテルネスの集落だ。農業主体の集落で,27棟の建物があるようだが,現在農場全体が博物館になっているということだ(入場料50クローネ)。この集落は17世紀から文献に登場するほど古い集落らしい。【2016/9/19(月) 午後 6:50】↓オッテルネスの集落進行方向左側の山と山の中間の高度の低いところに滝が見えてきた(13:35)。高さはないが,水...

ソグネフィヨルドクルーズ1~ソグネフィヨルド9

ソグネフィヨルドはノルウェー西海岸から内陸の奥まで約204kmある。最も深い場所で水深1300mもあるということだ。フロムからのフィヨルドクルーズでは,前半アウルランフィヨルドを北上していく。このアウルランフィヨルドは,ソグネフィヨルドの支流で,フロムから支流の入口ベイテレンまで約20kmの長さがある。本流のソグネフィヨルドよりは格段に浅いようだ。船がゆっくりと船着場を離れていく。フレットハイムホテルの東側の広...

フィヨルドクルーズへ出発~ソグネフィヨルド8

いよいよフィヨルドクルーズがスタートだ。ソグネフィヨルドのフィヨルドクルーズは「Fjord1(フィヨルドワン)」という会社がほぼ独占している。フィヨルド観光の多くのパンフレット類もこの会社が作っているものだ。日本の旅行ガイドブックよりはるかに情報量が多い(ただし,ほどんどは英語で,稀に日本語がある。)。ベルゲンやフロムでは必ず目にする観光パンフレットだ。フロムからはグドヴァンゲン行きのフィヨルド観光船...

フロム散策(後編)~ソグネフィヨルド7

フロム鉄道は客車と同時に沿線住民の物資の輸送も担う大切な鉄道だ。物資といえば,フロムに着いた下り列車は,上り列車としてまたミュールダールへ向けて出発していく。ホームとは反対方向では,貨物車への物資の積み込みが行われていた。しかし,それは自転車,レンタサイクルである。ベルゲン鉄道沿いのノルウェーの高地地帯,フィンセやミュールダールから自転車でフロムに降りてくるという観光が流行なので,自転車を鉄道に乗...