掲載写真23700枚超。総合旅行業務取扱管理者資格及びJTB旅行地理検定上級資格保有者が紹介するアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア!海外らしい景観も多い北海道と沖縄も併載!
ウブドは空港から車で1時間~1時間20分北に行った山間にある。バリ島は南端の空港から北に行くにつれて上りになっていく。ウブドの中心部ですら,北が高く,南が低いので,北に歩いていけば上り,南に歩いていけば下りが基本である。その中でも,できるだけ傾斜のない場所には,水田が広がっている。ウブドは市街地から10分も歩けば田園地帯だが,市街地の中心部ですら表通りから100mほど奥に入れば田んぼがあり,長閑な田園風景が見られる。その風景の中にはカフェも点在する。日本では見慣れた田園風景だと思いがちだが,違うのはヤシの木など熱帯の植物と水田という組み合わせである。さらに風景だけではわからないが,バリ島は3期作を行っている。日本では沖縄などで2期作が行われているが,その上をいく3期作である。乾期では稲は育たないので,10~4月の雨季の間に3回作るようである。植えるとすぐに稲刈りという感じである。5月は乾期に入ってまもないが収穫の時期で,各地で稲刈りが行われている。農作業は女性が行うことが多い。稀に男性も混じっているが女性の仕事らしい。刈るとすぐに昔ながらの方法で脱穀もして,さっさと済ませてしまうようだ。田んぼには必ずといってアヒルがいる。日本ではカモ(アイガモ)農法といってカモを水田に放って害虫駆除を行っている。バリ島ではアヒルで害虫駆除を行うのだろう。アヒルがあちこち歩き回っている。カルガモの行進は東京などで風物詩になっているが,バリ島の田んぼではアヒルの行進が風物詩である。道を横切っていると邪魔するわけにもいかず,通り過ぎるまで待っていてやらなければならない。【2012/4/21(土) 午後 11:04】 |
ウブドのカフェやレストランは田園風景をPRポイントとして立地していることが少なくない。他に絶景があるという街でもないので,田園風景や棚田,渓谷と,ウブドの住民にとっては普段から見慣れている普通の風景がPRポイントとなる。欧米はもちろん日本,韓国あたりから来た観光客も,熱帯の水田という景色は現実離れしているので,長時間見ても飽きず,緑が目に優しいので,癒しには絶好の景色である。棚田は日本では数少なくなってきたが,ウブドのような起伏のある土地ではまだまだ健在である。機械化が進んでいないから余計に棚田は残っているのだろうが,機械が入れない棚田は農作業を行う人間にとっては難儀である。 |
バリ島の米はインディカ米だが,タイ米のような香り米ではないので日本人には食べやすいだろう。パサパサさもそれほど気にならず,長期滞在にも閉口はしない主食だ。バリ島で栽培している米は1種類かと思いきや数種類の種類が栽培されているそうだ。日本人にはその違いはたぶんわからないだろう。 |
故宮は中国を代表する世界文化遺産登録地だけに,ここを訪れる人には外国人も多い。中国人の観光客がどっと訪れるので,比率こそ高くはないが,それなりに外国からの訪問者がある。ビジネスで北京に来たら,接待で連れていくこともあるだろうから,ありとあらゆる国の人が訪れるといってもいいだろう。ちょうど東側の回廊近くを歩いていた団体は見るからにインド人だった。ITに強く,英語が喋れるので,欧米では人気のインドだが,中国にも触手を伸ばしているのだろう。どうみても観光で来たのではなく,ビジネスで来て,その合間に見学しているようだった。欧米からは団体は少なく,個人やグループなど,とくに若者のバックパッカー系が多い。北京に来たら,必ず押さえておく場所なので,例にもれず,マイペースで見学している。【2013/1/27(日) 午後 2:22】 |
それにしても,見物客が半端ではないほど多く,またここに来るまでの道のりが混雑していて時間のかかる世界遺産もそうそうあるものではない。半日あるいは丹念にまわれば1日がかりの観光になるので,バックパッカーなど時間のある人には向いている場所だ。ツアーにはきつい場所といえる。ルーブル美術館を30~40分で見学することと似ている。詰め込みツアーはたくさんの場所には都合よく行けるが,どれも中途半端で終わってしまう。もっと見たいという場合にはやはり個人で来るしかないのだ。出口(天安門)に向かう途中,すっかり疲れてしまい,座り込むファミリーがたくさん見られた。午門を出ると,故宮ではなくなくなるので,休憩する場所もベンチもなく,疲れると地べたに座り込むしかない。しかし,それをあたかも楽しんでいるファミリーが多いのは,心が大らかなのか... |
太和殿の北側に接して中和殿がある。ここは皇帝が休憩する控えの間である。そのまた北側に保和殿があり,3つの建物が一体化している。保和殿は宴や科挙が行われた場所である。この3つの建物の東西に回廊があり,そこから,さらに東西は現在は公開されていない。これらの建物を越え,さらに北側に進むと,大きな建物はなく,小さな建物が集中して建っている。この辺りは王宮のプライベートスペース(内廷)だったところで,太和殿のようなオフィシャルスペース(外朝)とは様々な点で異なる。太和殿の北側周辺は土産屋などの売店もあり,歩き続きの疲れた身体が一瞬ホッとする区域だ。土産屋には,お決まりの北京を描いた絵葉書だ,マウスパッドだ,などと並んで,宝物のコピー商品も並んでいる(コピーといっても正規商品である)。2時間ほどで見学しようと思えば外朝(オフィシャルスペース)だけで精一杯である。内廷(プライベートスペース)は次の機会にまわすとしよう。【2012/4/7(土) 午後 5:37】 |
以前(2007年まで)園内にあった「スターバックスコーヒー」は,撤退し,別のカフェが入っている。トイレはだいぶん北に進み,太和殿の北側まで行かなければならないので,天安門から入る場合は,その前にどこかで用を足しておいた方が無難だ。北側にはトイレが数箇所あるので,その辺りをまわる時はゆっくり時間をかけても大丈夫だ。入場後は,広い敷地内は移動に時間がかかることを十分考慮しなければならない(何日も滞在するなら別だが,個人旅行でさえも故宮を訪れるのは1回の旅行で1回のはずである)。一般に公開されている部分を見るだけでも軽く3時間くらいはかかるのではないだろうか,と思える広さである。 |