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ベルゲンカードを持っているなら「ホーコン王の館」へも~ベルゲン16

ベルゲン
01 /27 2018
この建物は,13世紀半ばにホーコン・ホーコンソン王が建てた館で,当時は王の居城であった。ノルウェー産の石材を使った造りで,2階にはドーム状の部屋が複数あり,3階には500平方メートル弱の小ホールがある(長さ33メートル,幅13メートル,棟までの高さ17メートル)。当時,「石造りの大ホール」と呼ばれ,ホーコン王の王子の摂政マグヌス・ラガボーテル王の結婚式や戴冠式に使われていたということだ。ブリッゲン地区のすぐ北側に位置する「ホルメン地区」は,当時のノルウェーの政治的中心地で,このホールはこのような国家や王室の重要な儀式に使われていたが,その後デンマークがノルウェーを支配するようになってからは,この建物は廃れ,物資の倉庫として使われて時期もあったということである。第二次世界大戦中に近くでドイツ軍の船が爆発炎上し,その飛び火でこの建物は火災に遭い,石造りの壁だけになってしまったが,現在は復元され,一般に公開されている。2階の部屋は復元したため,当時の面影はないが,3階のホールは考古学的資料に基づいて復元されたそうなので,当時にきわめて近いらしい。現在でもコンサートなどに使われているということだが,中世そのままという雰囲気が伝わるので,バロック音楽などを演奏すると素晴らしいかもしれない。尚,この建物は1997年制作の日本映画「霧の子午線」(出演:岩下志麻,吉永小百合他)に出てくるらしい。【2018/1/27(土) 午前 9:03】

↓「ホーコン王の館」
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↓1階
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↓2階
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↓3階の小ホール
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↓小ホールの天井は高い
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↓ホールとして使用するのでイスが用意されている
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この施設はベルゲンカードに含まれ(無料で入場できる),ブリッゲン地区から3分くらいの場所にあり,さらには夏の観光シーズンにも関わらず訪問者はいたって少ない。隣の「ローゼンクランツの塔」の方が見どころは多いので,こちらには入場しないのだろうか。日本語のリーフレットもあり,見どころは前述のホールくらいしかないが,ゆったりした造りで,時間を潰すにはいいところだと思う。

↓小ホールの窓から見た対岸
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北欧建築がとくに美しいベルゲン~ベルゲン15

ベルゲン
01 /06 2018
ノルウェーの個人の家は三角屋根でカラフルな板張りの造りが代表的だ。所有する土地が広いので,ゆったりと建てられている。また,総2階建てが多いので,一戸当たりの床面積もかなり広そうだ。日本ではスウェーデンハウスなるメーカーが似たような住宅を建てているが,仕様は北欧に近くても,いかんせん狭い日本の土地に建てるので,いかにも中は狭そうだ。それに比べればノルウェーの住宅は恵まれている。とりわけベルゲンはフィヨルドにあり,平地が少ないわりには,人口は希薄なので,都心部を除くと密集している場所はまったくない。ベルゲンの郊外に行くと比較的大きな住宅がポツンポツンと建っていて,家と家の間は牧草地だったり,森だったりして,長野県や群馬県の高原のような印象を受ける。ベルゲン市内の一戸建てでもそうだが,家の外壁の色は白が多いが,その他の色でも,木々の緑にマッチし,まるでおとぎの国のようである。日本の家の外壁のような暗い色(グレー,黄土色,ブラウン)の家はまずない。日本は古くからの料理や四季の自然には多彩な色があるのに,住宅の壁の色にはまったく無頓着だ。とくにメーカーの建売住宅に色の個性はまったく見られない。日本は色彩に関してはとても貧しい国といいざるを得ない。【2018/1/6(土) 午前 9:02】

↓山の斜面の家の壁は白が多い
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↓街中の裏通りは壁色がカラフル
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フロイエン山の中腹に建つ家々はバックの山の緑が映え,市内中心部から見るととくに美しく見える。壁色は白が目立つが,屋年の色は実にカラフルだ。ギリシャのミコノス島のように白一色の街も存在するが,冬の長い北欧では,色を楽しむことも必要だからか,さまざまな色を使うのだろうか。札幌市郊外の当別町に「スウェーデンヒルズ」という広大な住宅街がある。前述の住宅会社が開発した街だが,ここは一戸当たりの床面積も広く,街並みを北欧風にし,壁の色もさまざまなので,確かに北欧に行ったような気分になるかもしれない。冬の長い北国には多彩な色が合っているようだ。ノルウェーハウスというメーカーはないが,スウェーデン同様,ノルウェーも美しく立派な家が多いことは確かなようだ。日本にももっと北欧風の家が広まってほしいものだ。とくに気候の近い北海道などは,そうなって欲しいものだ。壁の色が多彩になると,明るい街並みになることは確かだろう。

↓フロイエン山斜面の家並み
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フロイエン山からの見事な眺望~ベルゲン14

ベルゲン
09 /21 2016
ケーブルカーのフロイエン山頂駅(といっても中腹だが)から見たベルゲンの眺望は,ブリッゲン地区の写真とともにガイドブックによく載っている風景だ。フロイエン山はベルゲンの中心部から東側に位置する標高320mの緑あふれる山である。中腹にも住宅がたくさん建っていて,地元住民にも身近で,夜景観賞など観光客にも人気の山だ。住宅があるので,曲がりくねった道路を歩いて登れないこともないが,観光客なら魚市場に近い場所から出ているケーブルカーに乗るのが定石だろう。ケーブルカーの頂上駅を降りて数秒で,ベルゲンの大パノラマが広がるようになっている。眺望はベルゲンの北部に限定されるので,視野角度は,概ね150度くらいだろうか。わりとコンパクトな街だが,フィヨルドという特殊な地形にある港湾都市ということもあって,なかなかお目にかかれない眺望を目にすることができる。フロイエン山の頂上が街の北東部にあるので,ベルゲンの街に向かって右側はブリッゲン地区からその東側にある山まで,左側はベルゲン駅の南方にある湖(Lille Lungegaardsvann)くらいまでの範囲の眺望が楽しめる程度である。とはいえ,ベルゲンの中心部とブリッゲン地区が一目瞭然なので見ごたえは満点である。いちばんお勧めは,太陽が出ているうちにベルゲンの眺望を見て,太陽が沈んでから夜景を見るという二度美味しい見学である。二度登るのが面倒なら,日没の少し前に上り,日没後に降りてくるというのもいいだろう。6~7月は日没が午後11時ごろになるので,宿に帰るのが遅くなり,翌日にフィヨルド観光を控えていると酷だが,翌日に余裕があるなら,遅くまで夜景を楽しむのも貴重な体験である。フィヨルドに沈む夕日を見るのもなかなか機会はないのでぜひお勧めである。【2016/9/21(水) 午後 8:15】

↓手前の山がフロイエン山,中腹にケーブルカーの山頂駅がある
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ベルゲンを旅立つ朝,フロイエン山に登る機会が訪れた。天気は曇りで,今にも雨が降りそうな天気だった。この程度は日常茶飯事らしいが,一生に何度も来られない観光客にとっては天候の悪さは致命的であり,ストレスを与えるので望ましくないのだが,こればかりはどうしようもない。写真を撮るもどうしても暗い写真になってしまう。とても壁に飾れるような写真を撮ることは不可能だ。ある程度諦めて眺望を楽しむ?しかない。

↓山頂駅を降りると目の前に展望台がある
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↓フロイエン山からのパノラマ(クリックで拡大)
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ベルゲンの街を眺望すると,街の中心部が見えることもあって,建物が密集しているのが手に取るようにわかる。カメラの望遠レンズを通してみると,魚市場にいる人まで見えてしまうので,魚市場を歩いているときは,フロイエン山の上から見られているということも片隅に置いておきたい。ブリッゲン地区の建物は後方横から見ることになり,迫力はあまり感じられない。ベルゲン駅はすぐ真下に見え,その先のベルゲン美術館,さらにその先のベルゲン博物館やヨハネス教会などは,遮るものがないのでよく見える。一方,中心部の繁華街は比較的大きな建物に遮られ,歩行者などはまず見えない。ベルゲンはフィヨルドの最も奥にあるため,沖合にフィヨルドがいくつも見え,そこにも少ないながら家があるのが見える。フィヨルドに挟まれた低地に街の中心部があり,それだけでは住宅地が不足するので,山の傾斜面にも家がたくさん建っている。頂上にはレストランや土産物店などの施設があるので,景色を見ながら食事をすることはできるが,もちろん物価の高いノルウェー価格なので,景色に見合う食事代かどうか考えてから入った方がよいだろう。日本のツアーにはここでの食事が含まれているものもある。味はよくわからないが,景色が十分堪能できるので,味はどうでもよいかもしれない。

↓中央のテントの集まる場所が魚市場
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↓茶系の建物が並ぶ場所が世界遺産「ブリッゲン」地区
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↓白い建物がベルゲン美術館
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↓横に延びる大きな屋根がベルゲン駅
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↓ローゼンクランツの塔とホーコン王の館
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↓黄色い建物がベルゲン博物館の自然史館
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フロイエンケーブルカーは住民の足~ベルゲン13

ベルゲン
09 /21 2016
フロイエン山に登るケーブルカーの山麓駅は魚市場から200mほど奥(東側)に少し登ったところにある。魚市場からの起伏はそれほどないので,駅から北西に位置するブリッゲン地区からも気軽に行ける場所である。駅舎はケーブルカーの駅らしからぬ建物で,入口を入って,屋内を数十mほど歩いたフロイエン山の麓の地下部から出発する(入口部分は建物になっている,乗降する場所は,山を掘った地中である。)。麓駅からの始発は午前7時30分になっている。この時刻前に行っても,駅舎の外にあるキップの自動販売機は動いていないし,建物入口を入ってすぐ左側にある切符販売窓口も開いていない。どうするか迷っているうちにドイツ人の団体がやってきて,奥の乗り場に直接向かっていった。どうやら団体チケットを持っているらしい。切符を持たずに仕方なく地下を進んでいくと,乗り場のすぐ手前に改札口が見えてきたが,そこにも係員はいない。開いているのでそこをすり抜け,ケーブルカーの乗車口まで行くと係員らしいおじさんがいたので,「キップが買えなかった」と事情を話すと,「そのまま乗れ」という。ある種の公認無賃乗車だ。ドイツ人の団体と一緒に乗って発車を待っていると,自転車を押した青年が自転車ごと乗り込んできた。ヨーロッパでは自転車が地下鉄やこのようなケーブルカーなどの公共交通に乗ることは珍しいことではない。【2016/9/21(水) 午後 8:14】

↓魚市場からこのゆるい坂を上っていく
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↓突き当りの白い建物が駅舎
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↓始発時刻の7:30は,実はキップ売場も開いていない
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ようやく午前7時30分の発車時刻になると,先ほどの係員らしい人が運転席に乗り込んで発車してしまった。つまり運転手も兼ねているのだ。始発のみ運転士が一人で何でもやってしまうようだ(次発の午前8時からは自動販売機及び切符窓口はオープンするので,面倒なく登りたい人は始発だけは避けた方が無難だ)。発車後,しばらくの間は地下を走り,途中から地上に出る。地下を走るのは,地上に家が建っているからだ。地上に出たといってもケーブルカーという乗り物なので,常に斜面を走っていることになる。車内は薄暗く地上に出てわかったのだが,車内は階段状になっていて,天井は総ガラス張り,どの位置に乗っても下の景色が眺望できるようになっている。ドイツ人は車両後方から下に見えるベルゲンの街の景色をデジカメやビデオカメラでバシバシ撮っている。途中にはいくつか駅がある。ほとんどの駅はフロイエン山に登る道路沿いにあるので,徒歩で登る途中でも気軽に利用することができる。3つ目の駅で自転車の青年が降りていった。もともと観光客用に作られたわけでなく,むしろ住民の足として作られたので,開通したのは1918年とずいぶん古い。自転車の青年が降りると,残りの乗客は観光客だけになったので,その後頂上まで降りる人はいなかった。結局途中で乗ってくる人もいなかったので,まるごと観光電車になってしまった。麓駅から約6分で頂上駅に到着した。途中でケーブルカー同士がすれ違える複線軌道区間あるので,上下線とも麓駅と頂上駅を同じ時刻に発車して,その中間地点ですれ違うようなしくみになっている。頂上に着くと運転士が寄ってきて,自動販売機の場所に連れていってくれ切符の買い方を教えてくれた。そこで往復切符が買えて,晴れて無賃乗車から逃れられた。

↓運転士が乗ってきて出発
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↓途中駅で自転車の若者は降りて行った
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↓眺望が開けてくると,途端にシャッターを押し出すドイツ人団体
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↓6分で頂上駅到着
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↓頂上駅の自販機で,キップを購入
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午前8時頂上発のケーブルカーで麓に降りると,午前8時30分発に乗る人が駅に次々とやってくる。それは小さな客であった。親と一緒に車でやってきた地元のキッズである。駅の入口で親が見送るのである。聞くところによるとフロイエン山の途中に幼稚園があり,そこに通う子どもたちなのだそうだ。フロイエン山のケーブルカーは観光路線であるとともに,地元住民にとっての貴重な足であるようだ。朝早いケーブルカーに乗ったからこそわかったことである。観光都市の中に住民の生活の一面が見られたようだ。ケーブルカーの駅でたくさんの親が毎日子どもを見送る駅は世界でもそうないだろう。

↓午前8時半ごろになると,ぞくぞくと幼稚園児が集まってくる
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ベルゲン美術館は北欧最大級~ベルゲン12

ベルゲン
09 /19 2016
北欧には,国立の著名な美術館も多い中,ベルゲンにある市立ベルゲン美術館は,所蔵規模だけでみると北欧最大だろう。ベルゲン駅の南西に広がる,噴水のあるスオルウンゲレン湖(人造池)の南側に位置し,建物は3つに分散しているが,最も東側の建物が本館である。建物はヨーロッパ建築の立派な石造りで,まさに美術館という名にふさわしい。建物の南側(ベルゲン駅方面からだと裏側)の入口の前に大型バスが2~3台止まっていたので,どういう団体かと思って中に入ったらたくさんの大学生がいたので,たぶん彼らだろう。日本の旅行会社のツアーには入っていない施設なので,日本人の団体と遭遇することはあり得ない。個人でもなかなか来ることはないのではないだろうか。この美術館に入る時に,ベルゲンカードを持っていれば追加料金は必要ないので,時間が許せばぜひ入ってみたい施設だ。オスロの国立美術館等は,撮影が禁止されているが,ベルゲン美術館は静止画,つまりデジカメなどであれば,写しても構わない(もちろんフラッシュは禁止だが)ことになっている(ただし動画,つまりムービーカメラの使用は禁止になっている)。【2016/9/19(月) 午後 7:31】

↓池に沿った白っぽい建物がベルゲン美術館
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↓ベルゲン美術館本館
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本館を入ると右斜め前に受付があるので,そこでベルゲンカードを提示すると無料である。荷物は,向って左側の小部屋にロッカーがあるので,そこに預けることになっている(10クローネコインが必要だが,後で返却される。)。展示室の数は各階2~3室程度だが,その分ひとつ一つの展示室が大きい。しかし,展示室内の間仕切りが多く,見通しはいたって悪い。悪くても個々の美術品を見るにはほとんど影響はないし,むしろこじんまりした仕切り内はやけに落ち着くのである。この美術館には,ムンクやピカソ,ミロなどの著名な画家の作品も数点ずつ展示されている。かといって,それらに専用の部屋が用意されているわけではないので,順番に見ていくとどこかでそれらの絵と遭遇するという仕組みになっている。どこにあるかは,受付で配られている簡易的なリーフレットには書かれていないので,館内をまわってのお楽しみということになる。とにかく展示されている作品数があまりに多いので,ゆっくり見ていくと,2時間くらいではとても足りないだろう。この美術館の監視体制は一般的な美術館のように監視する人が展示室のコーナーに必ずいるということはない。主にカメラで行われていて,不審な動きがあれば,監視人であろうと思われる人(主に女性)が巡回してくる程度である。小心者であるがゆえ,写真撮影が禁止されていないといっても,カメラで監視されながらの撮影は冷や冷やものである。監視カメラにも死角はあるが,案の定それは美術品の飾られていないスペースや壁である。パブリックスペースはけっして広くはなく,休憩できるスペースを割いてまで,展示室を広く取っているのが特徴なので,座って休む場所があまりないのは残念だ。それでも,写真撮り放題は,後でゆっくり見ることができるので,時間がない人にはありがたいサービスである。平日とはいうものの見学している人がきわめて少ない美術館だ。これを穴場というのだろうか?ベルゲンで時間が余ったなら,ぜひ寄りたい場所だ。美術に興味がなくても一見の価値はある。少なくても,ムンク,ピカソ,ミロぐらいは見ておきたいが,それらを探しているときっと全部見てしまうことになりそうだ。

↓エントランスホールとインフォメーション
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↓2階ホールの彫刻
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↓ムンクの作品
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yukky7

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バックパッカー的な視点も多々ありますが,いかなる都市でも,3.5星以上の宿に泊っています(笑)。