本島南部
世界遺産「斎場御嶽」を見に行く・後編~本島南部12
category - 本島南部
2023/
05/
20斎場御嶽(せーふぁうたき)の最も奥にある「三庫理(サングーイ)」をめざす。「三庫理」は斎場御嶽最大のパワースポットで,その三角形の岩をくぐった先にある岩が「チョウノハナ」という拝所になっている。琉球を創世したというアマキミヨが降り立った場所である。しかし、現在そこは三密回避のためなのか立入禁止になっていて,三角形の岩をくぐることはできない。岩の少し手前にある壺は,シキョダユルアマガヌビー(奥),アマダユルアシカヌビー(参道側)と呼ばれ,神聖な水(聖水)が入っている。尚,訪れた時に拝観の人が数人いたが,拝んでいる人の撮影は禁止されているらしいので,人が去ってから「三庫理」の写真を撮った。出口は「緑の館・セーファ」の手前を左折し,駐車場を横断する。その後久高島が見える場所もあるので,左側の景色には気を配りたい。【2023/5/20(土) 午前 5:00】 |
↓折り返して今来た道を戻る
世界遺産「斎場御嶽」を見に行く・中編~本島南部11
category - 本島南部
2023/
04/
28「緑の館・セーファ」で「斎場御嶽(せーふぁうたき)」の説明を聞いたらさっそく奥にある「三庫理(さんぐーい)」目指して出発だ。屋外に出ると,左手に「史跡・斎場御嶽」と「世界遺産登録・斎場御嶽」の碑が建っていた。少し進むと階段があり,その先が御嶽内に入る参道の入口である「御門口(うじょうぐち)」だ。その前に「久高島遙拝(ようはい)所」がある。草木が茂っていて,久高島は見えないが,久高島は琉球の始祖「アマミキヨ」が降臨した地で,「神の島」とされている。石畳の表面は,雨に濡れて滑りやすくなっていた。【2023/4/28(金) 午前 5:00】 |
↓「史跡・斎場御嶽」と「世界遺産登録・斎場御嶽」の碑
左手に最初の拝所である「大庫理(うふぐーい)」が見えてきた。さらに進むと左右に分かれるので,左に進むと,「寄満(ユインチ)」と呼ばれる,「台所」を意味する場所に着くが,調理には関係なく,当時盛んだった交易によって集められた「豊穣に満ち満ちた所」と解釈されている。参道にはどこかに観光客が絶えずいるので,草木に覆われたやや薄暗い場所ではあるが,不安はない。むしろ辺り一帯がパワースポットであると思うと,どこかしら力がみなぎってくるものである。 |
世界遺産「斎場御嶽」を見に行く・前編~本島南部10
category - 本島南部
2023/
04/
01天気は芳しくないが,午前中に沖縄入りしたので,那覇バスターミナルから338番バスで世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」に行くことにした。「斎場御嶽」は世界文化遺産に登録されている「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9か所の遺跡の一つで,すでに8か所〔首里城,今帰仁城跡(なきじんじょうあと),座喜味城跡(ざきみじょうあと),勝連城跡(かつれんじょうあと),中城城跡(なかぐすくじょうあと),識名園(しきなえん),玉陵(たまうどぅん),園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は訪れているので,これで全9か所達成だ。1時間ほど乗車して「斎場御嶽入口」というバス停が終点だった。バス停を降りて左に進むと,「南城市体験滞在交流センター がんじゅう駅・南城」と「南城市地域物産館」がある。前者の裏庭にある「幸せの架け橋」は,「斎場御嶽」と,近くの安座間港から15分くらい沖合にある「久高島」の2か所からパワーをもらうことができる,隠れたパワースポットということだ。「斎場御嶽」の入場チケットは,土産物屋を兼ねる後者で購入する。【2023/4/1(土) 午前 5:00】 |
↓338番斎場御嶽行の東陽バス(那覇バスターミナル)
チケットを購入したら,いざ「斎場御嶽」に出発だ。入口に当たる「緑の館・セーファ」までは少し上り坂になり,数分歩くことになるが,知念郵便局を右折するとほぼ直線なので迷うことはない。「斎場御嶽」周辺は南城市でも観光スポットが多いところなので,バスでは限界があり,レンタカーが便利だ。 |
旧海軍司令部壕跡を見学~本島南部9
category - 本島南部
2023/
02/
14豊見城市と那覇市の境の小高い丘(標高74m)に,「旧海軍司令部壕跡」の入口がある。メジャーな観光地ではないとはいえ,レンタカーを返却する前に時間があれば寄ってもいい場所である。1944年後半,旧日本軍は敗色濃厚となってきたため,沖縄を軍事拠点にするべく,当時の小禄空港(現那覇空港)に近い丘に海軍司令部として,4か月ほどで防空壕を完成させた。入口が丘の上にあるので,まず階段を20mほど下って初めて壕にたどり着く。壕は全長450mほどあり,天井は低めだが,人がすれ違えるほどの幅は十分確保されている(末端は狭い)。通路のところどころに部屋が作られ,作戦室だったり,幕僚室だったり,暗号室だったりする。この壕は大田海軍中将が指揮を執っていたが,1945年に入ってアメリカ軍に攻め込まれ,幕僚ともども6月13日に自決し,この壕の役目は終わった。【2023/2/14(火) 午前 5:00】 |
↓壕の入口
季節はずれの「オリオンECO美らSUNビーチ」~本島南部8
category - 本島南部
2023/
01/
30豊見城(とみぐすく)市豊崎にやって来た。ここには,「オリオンECO美(ちゅ)らSUNビーチ」という人工ビーチがある。2020年に,地元オリオンビールが愛称命名権(ネーミングライツ)を得て,現在の名称になっている。全長は700mあり(北浜・南浜に分かれる)比較的長いビーチである。訪れたのが3月の海開き前なので,ビーチに行っても遊泳禁止で,もちろん泳いでいる人はいなかった。ビーチを散歩する家族連れ,ビーチに並行する舗道をジョギングする人がいる程度で,4月の海開きが待たれるビーチだった。このビーチは,那覇空港に近く,わりと間近に離着陸する飛行機が見られるので,飛行機好きには,瀬長島とともに好まれる場所だ。【2023/1/30(月) 午前 5:00】 |
↓「オリオンECO美らSUNビーチ」入口