ソイによっていろいろな雰囲気が楽しめるスクンビット地区であるが,ソイの奥の方は概して危険といわれている。また細いソイほど人気も少なく,とくに夜の危険度は高くなるが,道路が広く賑やかなソイは危険度は低くくなる。ここでいう危険度というのは,ひったくりや強盗などになろう。夜になるとあちこちで屋台が店開きをし(昼間でもいくつかは営業しているが),人出も増え,しゃれたオープンエアの店では歌のショーなどが夜遅くまで行われている。また,マッサージ店などが軒を並べるエリアでは呼び込みがさかんになり,夜遅くまで続く。このあたりのマッサージはワット・ポーの流れを汲んでいるのかどうかわからないが,けっして上手いというものではない。マッサージを受けて劇的に改善したという話はついぞ聞いたことがない。比較的広い幅のソイに入ると,だいたいバイクタクシーが控えている。ソイの奥までのピストン輸送を行うためだ。確かに1kmほどかそれ以上ある長い路地なので,ちょっとした移動には便利かもしれない。バイクタクシーとともに屋台があちらこちらで営業している。麺とフルーツが多い。テーブル一つに丸イスが3~4脚といった店構えで,どの店も常に客がいる。歩道はもともと狭く,屋台が車道の端に置いて営業しているので,さらに歩道は狭くなっている。狭い歩道には屋台の備品が置かれていたり,人がたむろしていたりして,障害物なしに歩くことが難しい。街灯はほとんどなく,ショップや屋台の明かりを頼りに歩くしかない。足元は暗くて見えないので,ときどき水たまりに靴を踏み入れることもないわけではない。車の往来は夜遅くなっても減らず,タクシー,トゥクトゥクの類はとくに多い。【2012/10/20(土) 午後 7:39】 |
↓夜のスクンビット通り(平日の22:00)

↓外国人の往来が多いソイ

↓ちょっと怪しい雰囲気もあるが,まだまだ安心なソイ

↓屋台の需要が高まるのか,店開きをする屋台も多い

↓夜遅くにスーパーマーケットで買い物する客も多く,日本と変わりない

↓セブンイレブンの前で堂々と屋台を広げる強者も

↓オープンエアーのレストランでは零時過ぎまでバンド演奏も

世界各地からやってきた外国人がたくさん集まり,とにかく夜半まで賑やかな街である。スクンビットのホテルはピンからキリまであるが,あまり安いホテルを取ると,外の音がやかましく,睡眠に影響が出ることもある。ソイの奥だからといって静かとは限らない。とくに幹線になっているソイは,意外と奥まで人通りが多く,夜は賑やかである。あとは部屋がソイに面しているかどうかでも違う。三ツ星以上なら防音もしっかりしているだろうし,遮光カーテンにもなっているだろうから,ソイに面していても安眠は期待できるだろう。 |

