台湾NO.1コンビニ「セブンイレブン」再び~台北119
台北台湾におけるセブンイレブンの密度は日本以上である。とくに台北はファミリーマートとともに繁華街であれば1区画に2~3店舗というのも珍しくない。とくにセブンイレブンが1区画に2店舗あると共倒れも有りうるのに,お構いなしに共存しているのである。駅構内などには,セブンイレブンエクスプレスという簡易的な出店が見られる。台湾にはキヨスクはないので,セブンイレブンがキヨスクを兼ねている。台湾と日本のセブンイレブンを比べた場合,台湾ではその場でちょっと焼いたり,煮込んだり,電子レンジを使ったりする簡易調理で食べるものがかなり多い。日本では調理が出来上がったものを売るが,台湾では調理途中のものを売って,その場でセルフ調理してもらうのだ。熱々のものが食べられるのでけっこううけているのではないか。定番の「関東煮」(おでん)は暑い夏でもぐつぐつと煮込まれている。日本とまったく異なり真夏でも熱い料理を食べるので,夏に鍋料理や煮込み料理があるのはいたって普通である。夏は冷房で身体(とくに下半身)が冷えるので,熱い食べ物で身体を温めるのは理にかなっているのだが,日本だけは冷たいものをたくさん食べて,さらに冷房で身体の中からも外からもクールダウンさせるという方法で夏を乗り切ろうとする。中国や韓国,東南アジアとは全く考え方が逆で,文化面でも日本はガラパゴスである。【2011/7/31(日) 午前 10:51】 |
↓MRT台北駅地下コンコース内にあるセブンイレブン

一方で,いわゆるコンビニ弁当の類が4年前より確実に増えていた。「BENTO」というのは台湾だけではなく,海外で使われるようになっていると同時に,外食ではなくBENTOを持参する人が増えているようだ。ただし,家で作って持っていくという習慣は台湾をはじめアジアにはないので,途中で買っていくことになる。駅弁も台湾鉄路局と協力して国民弁当なるものを販売していたが,いわゆる駅弁も人気のようで,駅弁を専門で売る店も現れている。セブンイレブンのドリンクはアメリカ式で,紙コップの大きさを選び,自分で好きな飲み物を機械で注いで買っていくという方式だ。アメリカ同様大きな紙コップが用意されている。もちろんペットボトル飲料も豊富だが,紙パックというのはほとんど流通していない。ジュース類も果汁100%というものは探して1種類見つかるどうかで,果汁0~20%くらいのジュースが多い。お茶は砂糖入りが以前は多かったが,最近は健康志向か無糖もあり,某日本メーカーの『壮健美茶』などの輸入品も普通に売られている。ビールは国産メーカーの他,日本,その他海外のビールが拮抗しているが,やはり国産がもっとも安い。しかし種類は少ない。台湾ではあまりビールを飲む習慣がないのかも。 |
↓ペットボトルドリンクも充実(クリックで拡大)
