台湾東部紀行11~宜蘭から羅東へ~羅東2
羅東宜蘭から區間車に乗って羅東車站に着き,東口前にあるバスターミナルで時刻表をチェックした。台北まで戻る列車は満席で,帰りの交通機関は高速バスに決めてある。臺北方面行き(終点は板橋)には頻繁に出ていて,所要時間は85分なので,時間的には列車と同じくらいだが,1時間当たりの本数ではバスに軍配が上がる。さらに料金面でもバスの方が安い(普通列車である區間車運賃でさえ,バスよりやや高い)が,難点は途中の雪山トンネル(全長12.9km,長さではアジア第1位・世界第5位)手前及びトンネル内で渋滞が発生して遅延することがあることだ。この日乗ったバスも,案の定渋滞にはまり,臺北到着は20分ほど遅れた。バス時刻の確認後は西口に移動した。これから向かう夜市はこちら側にあるからだ。羅東車站西口駅舎は中国風で,駅前は台湾の地方都市にある典型的な街並だ。羅東は市ではなく,日本でいう郡(=宜蘭県)にあたるが,人口は数万人規模なので,日本の田舎町よりははるかに賑やかな駅前だ。夜市の会場に移動しよう。【2023/2/21(火) 午前 5:00】 |
↓台鐵羅東站東口

台湾東部紀行10~宜蘭から羅東へ~羅東1
羅東2か所を見学して宜蘭(イーラン)站に戻ってきた。宜蘭站内は台湾の他の地方駅と雰囲気は同じで,日本のJRの地方駅にもありそうだ。改札はさすがに自動になっていて,開札になると月台(ホーム)に入ることができる。これから行く羅東は花蓮(ファーリエン)方面なので,台北から来て降りた月台と同じ2A月台だ。2Aで待っていると,向かい側の台北方面月台に16時53分発莒光号が入ってきた。台湾東側の台東(タイドン)から北上し,時計の反対周りで台湾西側の彰化(ジャンホワ)まで11時間半かけて走る,日本でいう急行列車に相当する。主に1970年代に日本で生産された3両の客車に3両の荷物車が牽引された貨客混合編成になっている。16時55分を過ぎて,羅東(ルオドン)方面の列車が入ってきた(樹林発蘇澳行)。「區間車」という各駅停車だ。羅東まで3駅約10分の乗車だが,車内では座ることにした。 羅東站に着いた。羅東站には東口と西口があるので,東西が通り抜けができるように改札は2階にある。改札を出ると,そのまま東あるいは西に進める。改札前には普悠瑪(プユマ)号(日本製の特急車両)の展示をしていた。都市間バスに押されて,冴えない台湾鐵路の利用促進を喚起するたものだ。安さ,本数から見れば明らかに都市間バスの勝ちだが,到達時間は渋滞もないので列車に軍配が上がる。台北への帰路は,台北方面優等列車が満席だったため,都市間バスを考えていた。早速台北行バスの時刻を見に,バスターミナル(羅東轉運站,Luodong Bus Station)がある東口に行くことにした。【2022/12/27(火) 午前 5:00】 |
↓宜蘭站に戻ってきた
