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ネイザンロードは一気に渡れない~香港12
category - 香港(ホンコン)
2010/
10/
10ネイザンロードは第13代香港総督ネイザンが作った道路だ。当時は「こんな広い道路が必要か?」といわれたが,強行に作らせた。今では道路沿いに高層ビルがビッシリ立ち並んでいるので,あまり幅の広さを感じない。ただし,交通量が多いので,信号であまり長い時間,通行を止めるわけにはいかないので,歩行者にとってネイザンロードを渡る青信号の時間は短い。苦肉の策で,道路の真ん中に歩行者の安全地帯を設置し,手前の歩道から安全地帯までと,安全地帯から向こう側の歩道までで青信号を交互に点灯させ,安全地帯まで渡るとその先は赤信号なので,青になるまで安全地帯で待つ,という二段式の渡り方にしてある。横断歩道は一直線ではなく,手前の横断歩道は安全地帯の右側と接し,向こう側の横断歩道は安全地帯の左側と接している。つまり安全地帯でも片側からもう片側へ移動しなければならないのである。道路の中央で,残りの片側の信号を待ち,青になればやっと道路の向こう側の歩道に渡れ,めでたしめでたしになる。【2010/10/10(日) 午後 4:12】 |
↓ネイザンロード
中央の安全地帯で待っている間,片側は車がスピードも落とさずに通行しているので,排気ガスもすごいが,2階建てバスがぎりぎりに通ると,恐さを感じる。すぐそばで横転したら逃げ場がないのだ。できれば,一度に向こう側まで渡りたいところだが,ネイザンロードの横断歩道だけは簡単には渡らせてくれない。トラムの走る香港島の道路でも,中央のトラムの停車場は非常に狭く,トラムがすぐ横を走っていくときは要注意だが,車道との間には片側は線路があり,もう片側は壁になっているので,少しは歩行者が保護されている。このように道路幅はあるのだが,交通量が多い香港のメインストリートは高いビルに阻まれて,窮屈度は日本の都心の比ではない。道路を渡るということはここでは命がけである。だからこそ,安全にはより注意を払う香港人である。日本のように緊張感のあまりない道路横断は,逆に事故のもとになるので,緊張感を増す道路にした方が,安全にはかえっていいと思うのだが。 |
↓横断歩道の中間地点~交通量が多いため,ワンクッションおいている
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