中環のマックカフェ~香港14
▼日本では,2007年8月から東京・恵比寿を皮切りに,マックカフェ(関西ではマクドカフェになるのか?)が展開を始めたが,香港ではそれより前からすでにマックカフェは浸透していた。形態としては,マクド(マック)との併設店が多い。アメリカ文化はアジアでいち早く日本に上陸していると思いがちだが,香港や台湾などの方が早いことが多い。とくにハリウッド映画の公開日は一般には,これらの国より日本の方が遅いのである(アジアでは,何でも日本が最も早いという思い込みは改めた方がよい。たまたま世界同時上映のみマスコミが強調しているに過ぎない。)。【2010/10/30(土) 午後 3:48】 |
↓中環駅そばのマクド(マック)+マックカフェ

中環(チュンワン)駅そばのマクド(マック)にも,カウンターが隣り合って(少しは離れているが),両者が並存していた。座席は共通で,マックカフェの方はコーヒーが中心,マックはハンバーガーが中心と棲み分けられているが,コーヒーは価格帯が異なる両者が競い合っていることになる。香港では朝食を外で食べるのが習慣なので,朝は主にコーヒーしか提供していないマックカフェの人気は今ひとつだ。その反面,午前中のファストフード店はわりあい混んでいる。その中でもマクド(マック)の人気は圧倒的に高い。マクド(マック)の一番人気は腹にたまるホットケーキのようで,店内の3分の2くらいの客がホットケーキを頼んでいた。そのため,マックカフェで煎れる美味しいコーヒーを飲んでいる人は皆無で,新聞を読みながらひたすらマクド(マック)メニューを食べるのが主流である。客は食べた後,食べた物やトレーを片付けることはなく,そのままにして店を出て行く。香港では,セルフサービスとは注文したものを自分でテーブルに運ぶまでのことで,その先のことをセルフサービスとは認識していない。香港のマナーは,自分の都合のよいところは中国式にしてしまい,イギリスの作法などを排除している。いわばこれが香港式である。マクド(マック)の値段は日本とあまり変わらない。香港の物価から見ると少し高いかもしれないが,香港のいたるところにマクド(マック)があり,いつでもどこでも常に客が入っている。中国本来の麺なども人気で,また飲茶もあるのだが,お手軽なマクド(マック)に人が流れてしまうのは日本と変わりない。 |
↓マクド(マック)の注文カウンター

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