女人街の偽ブランド品~香港59
▼女人(ノイヤン)街(通称「通菜街」の旺角道から南側)は地下鉄旺角(モンコック)駅から東側に,南北に延びる400mくらいの露店ストリートのことだ。もともとは女物の商品だけを扱っていたことからこの名がついた,ということだが,今ではユニセックスな物はいくらでも売られている。油麻地(ヤウマティ)駅側から行くと,通りに達するまでに少し歩くが,往復しなくてもよく,やがて旺角駅界隈にたどり着くのでとても便利だ。店の開いている時間帯は午後2時くらいから午後11時くらいまでなので,男人街よりは開店する時刻が早めである(男人街は夕方から開店する)。女人街を夕方まで見て,男人街を夕方以降に見るというまわり方もあるが,最高潮に達するのはどちらも日が暮れてからなので,夕方以降が勝負である!1メートル幅の細い路地の両側に露店が立っている。もともとは両側に店が並ぶ道路上に,二列に露店が並んでいるのであって,午前中には露店は存在しないただの通りである。露店と露店の間の路地はたいへん狭く,狭くて人が多いということは,スリへの対応を十分に心がけなければならない。肩掛けカバンは前に持ってくるのは鉄則である。【2013/8/18(日) 午前 7:59】 |
↓女人街入口

読んで字のごとく,女物の雑貨,衣料,アクセサリーを売る店が多い通りだが,時計や中国雑貨,キャラクターグッズなども売られている。中国雑貨は土産にいいかもしれないが,かさばるものや粗悪品も少なくないので個人の価値判断にしたい。キャラクターグッズは100%無許可品,つまり偽物ということになるだろうか。女物が充実しているだけに,下着やウィッグもある。とくにウィッグは激安なので,女性にはオススメだ。まとめ買いだと割引率も高くなるので,ここでは友達とのシェアも選択の一つである。 |
↓女人街メインストリート

このような品揃えは表の顔で,この露店街の裏の顔は偽ブランド街である。「裏」といっても意外と堂々と売られている。外国人の間では名が通っていても,さすがに最近は店頭にブランド品を並べるわけにはいかないようで,パウチされたカラーカタログが置かれていて,外国人客にはそれを見せて,注文を募るしくみだ。いうなれば店頭カタログ販売だ。指をさせば店員がその品物を奥からすぐに出して店先に持ってきてくれるしくみだ。店頭に品物が置かれていないだけで,店の奥にはしっかり偽ブランド品が準備されている。値段の照会にも応えてくれるが,それ以外には応えてくれない。明らかに偽物とわかるものが多いようだが,けっこう精巧にできたものも多い。値段はさまざまだが,正規品の20~30%くらいのようだ。店頭で西洋系の女性が熱心に品定めをしていたが,ブランドあさりの日本人は興味がないのかあまり見かけなかった。冷やかし半分でも興味はないようだ。偽ブランド品も店員との交渉性だ。交渉ということからして本物ではない。他の商品でもそうだが,こちらが買おうかどうしようかと考えあぐねていると,店員の方から値を下げてくる。交渉とは名ばかりだ。じっくり待つのもいいかもしれない。 |
↓カタログを見ながら交渉中

女人街には約430軒ほどの露店が軒を連ねているそうだ。値段は確かに安いが,実は地元住民御用達の市場の方がさらに安い。観光客はそれを知らないので,香港で買い物と言ったら,香港島北部のブランドショップ街か女人街となる。香港土産を買うなら,品数は豊富で,値段もけっして高くはないので女人街で充分だろう。 |
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