プラットホームのコマーシャル~バンコク57
▼BTSは高架鉄道なので,ホームは地面から3~4階分の高さがある。ホームからの景色がよいので,それを無駄にすることなくしっかり企業宣伝をしようと,2系統のBTSの乗り換え駅・サヤームのホームの南側のビルの上に,巨大な液晶ディスプレイが,ホームに向かって設けられている。まさにBTS利用者向けの広告映像ディスプレイである。そのCM映像はいつ始まり,いつ終わるのかは知らないが,四六時中CMを流し,ホームから常に見えるようになっている。距離はホームの端から30mほど離れているが,ディスプレイが大きく,北向きなのでよく見える。電車がホームに入ってくると,しばし画面が途切れてしまうが,映像が途切れるわけではない。音量もホームまで聞こえるほど大きい,と一瞬思ったが,映像の音が聞こえてくるのは,ホームにあるスピーカーからだった。このディスプレイはBTSとタイアップしたもので,CM放映料はBTSに入ってくるしくみだったのだ。なるほどホームの人がちょうど見えるような位置にあるのもわかる。では,ホームのスピーカーは他に使われているのか?日本ではふつう,ホームのスピーカーで,「電車が入ってくる」だの,「ドアが閉まるので駆け込み乗車は止めろ」だの,おせっかいというか過剰なアナウンスが多いが,タイに限らずアジアの諸都市では市内の公共交通(地下鉄やその他電車)のホームでこのようなアナウンスが入ることはけっしてない。緊急を要する時のみである。まして,アナウンス(肉声+機械音)+ベル+チャイムという複数音がホームで交差する日本はアジアでは異質な存在なのである。あのやかましい音の洪水ははっきり言って止めるべきである。アナウンスがなかったら事故が起きるのでは?という疑問もあるだろうが,実際問題アナウンスがなくても事故は起きていない。駆け込み乗車が減らないのは,このようなおせっかいな音の洪水が原因である。【2013/4/21(日) 午前 9:05】 |
↓待っていると自然に目に入ってくる広告映像ディスプレイ…よく見ると韓国女優ユン・ウネである

さらに,日本では車内の吊り広告というものを見るが,あれもアジアの諸都市の電車にはない。とにかくアナウンスといい,貼り紙といい,世界一耳障りで目障りな日本の電車である。公共交通ひとつとっても日本はアジアのどの都市とも,広告,車内マナー,構内アナウンスなどソフト面は大きく異なる国である。 |
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