灣仔(ワンチャイ)の市場2~香港44
▼灣仔のような下町らしさが残っている場所は香港でも少なくなったらしい。余計に何があるかわくわくする街だ。露店街一体の東の方に移動すると,食料品を扱った店が並ぶ通りがある。食料品街は,雑貨街に劣らず,昼間から賑やかだ。とくに興味深いのは肉屋である。店員の慣れた手さばきで鶏の解体ショーが行われ,日本人にとってはショックものである。肉の売り方は部位まるごとである。そのため肉屋にはパック詰めやショーケースなどはない。部位ごとに店先に吊るしていくのである。元の形がわからなければ,日本のスーパーのパック売りと同じようなものだが,部位が見てどのあたりかがわかるものだと,ちょっとグロテスクである。時々牛の心臓や胃袋がそのまま吊るされているが,これは日本でいうホルモンだ。また,鶏はロースト(焼き物)にして丸ごと吊るすことが多いので,部位ごとは少ないかもしれない。吊るす前の豚のまるごと状態を見てみたいものだと思ったが,ここでは見ることができなかった。【2012/12/23(日) 午後 6:29】 |
↓生鮮食料品を扱う通り

八百屋では多種多様の野菜が山積みになっている。日本では見たこともないような野菜も多い。種類の数は日本以上かもしれない。こちらも野菜ごとに山盛りに並べられていて,生で食べることがないわりには,野菜の豊富なことが実感できる。野菜は色鮮やかといおうか,日本より色彩感があるようだ。芥蘭(菜の花の茎のようなもの)や菜心(茎の太い青菜)などの野菜が多い。香港の人は野菜をあまり食べないといわれているが,夕方にかけてこの界隈も人であふれる。野菜や肉などを買い求め,家で料理するのだろう。朝食と昼食は外食で済ませ,夕食は家庭料理というのが香港の人の定番かも。 |
↓青物野菜とフルーツは日本より豊富

漢方薬や乾物は量り売りをする。それも棒とおもりを使った秤なので何ともレトロだ。日本でも秤は使うことがあるが,もっと近代的な秤だ。このようなレトロな秤はマルタでも見かけた。ヨーロッパ全体でも秤を使うが,わりと近代的な日本の秤に近い。 |
↓なぜか山崎パンが...

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