麺の美味しい店~マカオ27
▼セナド広場に面して,左奥の建物に歴史のある麺屋が入っている。『黄枝記(ウォンチーケイ)』という店で,創業は戦後すぐの1946年だとか。間口は狭いが,奥行きはあり,3階建てである(地下1階)。朝から麺というのは日本ではどうかと思うが,朝食を外で食べる中国人にとっては麺とて欠かせない朝の食事である。この店では,1日1000食以上麺が出るというが,すべて手打ちらしい。確かに麺の太さが均等ではないので手打ちのようだ。【2012/7/14(土) 午後 8:46】 |
↓セナド広場に面した店の入口

セナド広場から少し離れたところに本店はある。セナド広場に面した支店の方は,朝からすでに店内には数人の人がいて食事をしている。中国では朝食でも外食が普通なので,朝から熱々の麺を食べていても何ら不思議なことではないし,ごく自然に見える。麺のスープは豚骨,エビ,魚でダシをとっているので,この組み合わせは日本でいえば,旭川ラーメンなどと同じだ。ポルトガルの大統領もマカオを訪れたときに寄ったこともある店なので,地元では有名だが,他に小奇麗な麺屋が近所にないからかもしれない。ここは麺だけではなく,何でもありで,パパイヤなどのフルーツを使ったスイーツも人気がある。気取らず,入りやすい店なので,セナド広場で中華系を食べたいと思ったら,ここがオススメである。カフェやファーストフード系の店はたくさんあるが,ちゃんとした食事のできる店はセナド広場周辺では意外と少ない。セナド広場から1本ないし2本離れると途端に街並みが古めかしくなり,飲食店も増えてくるのだが。セナド広場に面する通りだけが映画のセットのようにこぎれいで,裏に行くとたちどころに古めかしくすすけた家屋が並び,セナド広場に面している建物が皆,映画のセットのような張りぼてに思える。表と裏でずいぶんギャップのある世界遺産である。 |
↓テーブルの上のメニューと調味料

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