金魚ストリートを歩く~香港37
▼「女人街」のあるストリートを通菜街とよぶ。旺角道から南側が通称・女人街で,北側は金魚街とよばれている。金魚は縁起がいいといわれ,香港の人は縁起がいいということで金魚を買うことが多い。入口を入ると大きな水槽があり,金魚がたくさん泳いでいるというオフィスも多いということだ。金魚を飼うことは縁起に関係するが,実のところ香港の住宅は狭いことが多く,イヌやネコのような動物をペットとして飼うことが難しいので,狭いところでも飼える金魚になったらしい。魚といっても観賞用なので金魚,鯉,熱帯魚に限定される。この金魚街は150mほどの1本道だが,その両側はほとんどが魚に関係した店ばかりが並ぶ。とくに熱帯魚,金魚関連の店が多く,店頭には色とりどりの金魚がパンパンに膨らんだビニール袋に入れられ吊るされている。酸素は入っているらしいが,それでも縛ってあるのだから,いずれ酸素不足になりはしないかと心配になる。当然この通りには水草や水槽など魚を飼うのに必要なありとあらゆるグッズも売られている。水草も金魚のようにビニールに水といっしょに入れられ,店先に吊るされているのは面白い。店名には「水族」という文字が並ぶ。水族とはもちろん魚類を指すのだが,この通りでは熱帯魚や金魚に特定できる。しかし,これ以外の観賞用魚類やはてはカメまで売られているのが実態だ。【2012/7/7(土) 午後 3:09】 |
↓店に並ぶ金魚

日本では縁日の金魚すくいか,専門店でしか見ない金魚が専門店でこれでもかと並んでいると,実に壮観だ。熱帯魚や金魚は日本でもそうだが種類が多く,値段もまちまちだ。ちなみに金魚は,「金」という文字が入るので,風水でいうと金運がよくなるとされるアイテムである。これだけたくさんの店で同じような金魚が売られても,縁起物だから儲かるのだろう。香港ではよほどたくさんの家が金魚を飼っていることになるが本当だろうか?この金魚街,日中に行くのもよいが,夜もオススメだ。金魚や熱帯魚の水槽に明かりが照らされ,より美しく演出されているので,目の保養になる。癒しにもってこいのストリートだ。日中であればそれほど人通りもないので,女人街から移動してくるとなぜかほっとする空間でもある。 |
↓金魚ストリート

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