ウブドの市場(前編)~バリ島13
▼ウブドのサレン・アグン宮殿の南側にそれはある。朝5時ごろから夕方まで開かれるが,人で混雑するのはやはり朝方である。2階建ての建物が2棟あり,その間の広場にもテント張りの店が軒を連ねる。この市場に定価はない。すべて交渉性だ。遠慮して言い値で買うことはナンセンスだが,恥も外聞もなく,相手の言い値の3分の1でも交渉成立は十分にある。我が家では言い値の8分の1で買えたものもある。ガイドブック等ではこの市場は少し高めだと書いてあるものもあるが,要は交渉しだいだ。交渉がうまくいけば,逆にもっとも安い部類の市場となり得るのだ。すべては交渉術である。同じようなものを売っている店はたくさんあるので,交渉が難航したらそこで買うことはせずに立ち去ればよい。立ち去る素振りを見せるだけでさらに下げてくることは間違いない。交渉性は面倒に思うかもしれないが,慣れてくると癖になる。【2012/5/5(土) 午後 4:57】 |
↓サレン・アグン宮殿前から見たウブド市場(北側の建物)

この市場で商いを行っているのはほとんどが女性である。アジアの市場はだいたいが女性の職場である。ベトナムしかり,タイしかりである。ここの特徴はかなりしつこいことだ。立ち去ろうとすると,背後から大声で値を下げてくる。中国のように立ち去ろうとすると行く手を阻むようなことはけっしてないが,何としても売ろうとする根性はあるので,意外と言い値の3分の1~半分では買うことはできる。中国では12000円の偽物ブランドが800円にまで下がったことがある。これはそもそも最初の言い値がインチキである。ここは観光客とはいえムチャクチャ高い値でふっかけてはこないが,稀にとんでもない値段もある。モンキー・フォレスト通りやハノマン通りにある専門店をまわって相場をある程度把握してから訪れるのが妥当である。専門店とて交渉性だが,物自体は良いし,値段に関しては良心的なので,正しい相場がわかると思う。 |
↓商いは女性が主役

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