「カフェ・ド・コラル」(「大家楽」)という地元資本のファミレス感覚のファーストフードチェーンがある。東京23区の2倍くらいの香港全土に120店舗もあるのだから,規模は大きい。日本のファーストフードとは店内の雰囲気はだいぶん違い,大衆食堂なみの値段,間隔を詰めたイスやテーブルの配置,セルフサービス,などマクドやミスド,ケンタと店内は似通っているが,ちょっと窮屈感があり,次々と人が出入りするので,食事なのにもかかわらず,落ち着いて食べられる雰囲気ではない。日本のファミレスの感覚とは程遠く,我慢できないくらいの通路の狭さ,座席の感覚の狭さに強いストレスを感じることだろう。そんな中での食事だから,噛んで食べるのではなく,胃に流し込んで食事終了になってしまう。時間にして5~6分か。食べ終わると食器類はトレーごと片付けられてしまうので,居残る機会を喪失してしまう。ファーストフードといってしまえばそれまでだが。中華といっても,味はわりとよく,フードコート並みで,早くさばくために,ひとつのプレートに何でも盛られる。基本的に1セット1プレートで甘味などは別の盛り付けになる。【2012/1/8(日) 午後 9:20】 |
↓旺角にある「カフェ・ド・コラル」(「大家楽」)

↓「カフェ・ド・コラル」入口

↓狭い店内

↓ジュース1杯でも並んでチケットを購入しなければ飲めない

人気があって混雑するのに店が狭い,狭くても場所がないから拡張できない,という状況の「カフェ・ド・コラル」だが,味,値段,手軽さが受けている。メニューの数は驚くほどあり(100種類以上),カフェチェーンとの提携も決まり,まだまだ香港では伸びる店である。日本で手軽な中華チェーンというと「バーミヤン」がある。メニューの多さと味では「カフェ・ド・コラル」に軍配が上がるが,店内の居心地は「バーミヤン」だろう。「カフェ・ド・コラル」は吉野家のようなカウンター形式とも違い,日本に進出しても,ある意味受け入れられるかもしれない。 |


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