頤和園で麺を喰らう~北京14
北京頤和園には食事のできる場所が少ないどころかほとんどない。ようやく探し当てた建物は,麺の専門店で,メニューは数種類の麺だけである。ビールがあるわけでもなく,カウンターで注文,支払,頼んだ麺を自分でテーブルに運ぶというセルフサービスの簡素な店だ。しかし,おやつ化している中国麺(量が少なめ)を食事同様の量で食べられ,味もまずまずだし,値段は観光地価格とはいっても日本よりははるかに格安なので文句のつけようはない。客の入りはよく,回転も速く,若者を中心に賑わっている。それでも,値段は高いと思う。【2012/1/2(月) 午後 6:37】 |
↓麺屋の外観

頤和園は入場料が馬鹿高いため,地方から出てきた観光客は自衛手段として,カップ麺で対抗する。園内には売店がいくつもあり,カップ麺が堂々と店先で売られている。お湯はそこで入れてくれるのだろう。園内のあちこちで,カップ麺をすする姿が見られた。とくに女性が多いのは意外だったが,まだ座って食べているだけマシかもしれない。ここ1~2年,某小田急線新宿駅の夕方のホーム。電車待ちをしながら立ったままでパンや菓子を食べている人を見かけるようになったが,男女比は1:9で圧倒的に女性である。これはほんの一部の女性に過ぎないが,日本の行儀悪さは中国といい勝負だ。さて話を戻し,中国は日本同様カップ麺の宝庫である。スーパーマーケットには数十種類のカップ麺が並び,種類数は日本よりはるかに多い。味は醤油をベースとしながらも,醤油ではない微妙な味である。味噌味や塩味は原則ない。スープは濃厚な味が多く,とても全部飲めたものではないが,味はすこぶるいい。牛肉や豚肉,鶏肉などが調合されたものだろうが,そのバランスで旨みを出していると思われる。麺は日本のカップ麺とは違い,うどんのような中国本来の白っぽい麺であるが,日本の影響を受け,日本と同じような麺もある。種類が多いので,どれがお勧めなのかはわからない。といって,いくつも買って味を見るわけにもいかないのが,旅行の痛いところである。土産に買って行くにも,カップ麺は軽いわりにかさばり,都合がよくない。結局いつも1~2個日本に持ち帰ってくる程度だ。 |
↓園内の売店で売られているカップ麺

話は戻り,頤和園のあちこちで,カップ麺をすする観光客が多いと話したが,さすがにこの光景は市内でもここだけで,故宮や天安門などで見なかったのは,カップ麺を売る売店もなく,お湯ももらえないからだろう。原則,故宮や天安門は園内飲食禁止かもしれない。蛇足ではあるが,テレビのCS(旅チャンネル)やBS(トゥエルビ)で『中国麺ロードを行く』という番組が放送されている(再放送も多い)。そのリポーター鈴木美妃は北京在住で,麺に詳しい。麺のことが聞きたければ,彼女のホームページの掲示板で聞いてみれば,レスポンス早く答えてくれるだろう。 |

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