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思ったより狭いテガラランのライステラス~バリ島5

バリ島(インドネシア)
08 /13 2011
ウブド近郊のライステラスでもっとも有名なのが,ウブド中心部から4~5km北に行ったテガラランである。オプショナルツアーでウブドを訪れる場合には必ずや寄る場所である。ライステラスは日本語にすれば棚田と訳され,とくに西日本の平地の少ない農地で水田を行う場合にはよく行われていた。例えば長野県にある姨捨(おばすて)はJR篠ノ井線の電車から下方に見え,月が何十枚もの水田に映る光景が「田毎の月」と呼ばれ親しまれている。しかし,1枚の水田が小さいことと段差があるので,機械が入れられず,田植え,稲刈りなどすべて人間の手で行わざるを得なく,ただでさえ,効率の悪い日本の農業経営では維持するのが難しく,だんだん廃れて,あまり見られなくなっているが,バリ島では未だに機械化は皆無状態で,家族や村人総出で水田に関わる仕事を行っているので,ライステラスでの稲作は盛んである。観光目的ではなく,自給自足のための稲作である。【2011/8/13(土) 午後 4:47】

↓正面左側から撮ったテガラランのライステラス(クリックで拡大)
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↓正面から撮ったテガラランのライステラス(クリックで拡大)
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↓訪れた5月は稲刈りシーズン
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↓手前のライステラスと向こう側のライステラスを同時に見るには降りていくのがいちばんだが...
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ツアーで訪れるライステラスは他にも若干あるが,テガラランが利便性からいちばん推すしかないのである。道路から何段か階段を下りると展望台になっていて,テガラランのライステラスが正面から見ることができるようになっている。展望台は中央と左側の2箇所あり,2つの展望台の間は数十メートルしかない。この説明でわかったと思うが,テガラランのライステラスは意外と小さいのである。さらに遠くに山が見えるわけではなく,すぐ後ろが林のある丘になっていて,高低さも大きく,圧迫感のあるライステラスである。広大なライステラスをイメージして行くときっとがっかりしてしまう。日本の棚田との大きな違いは,植生である。バリ島は熱帯ゆえライステラスの周りにはヤシが茂っている。真正面から見ると,手前にそのヤシの並木が邪魔して,見えにくいのである。稲とヤシが同時に見える光景は熱帯独特であるが,ところどころにあるか,後方にあれば問題ないが,手前では場所が悪すぎる。いちばんよいのは,横から見ることであるが,そのためには一度ライステラスの底に降り,そこから左右に移動して登らなければならない。時間を要するので観光には不向きである。ツアーによっては車窓からというのもあるが,いっそのこと見えにくいのであればその方がいいかもしれない。

↓カフェが数軒ある
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↓ライステラスを見下ろす一般道(向こうがウブド方面)
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yukky7

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バックパッカー的な視点も多々ありますが,いかなる都市でも,3.5星以上の宿に泊っています(笑)。