ゲストハウス経営のレストラン~バンコク49
バンコクカオサンのゲストハウスは基本的に素泊まりのドミトリータイプだ。食事はもちろん外食となる。ゲストハウスの収入だけでは食っていけないのか,カオサンのゲストハウスはカフェやちょっとしたレストランを併設し,宿泊客でない観光客からの収入もあてにしている。とくにカオサン西部のワット・チャナソンクラム周辺は物販店が少ない分,飲食店が多い。どの店もオープンエアータイプの店で,道路に面する部分の壁は取り払われ,外気が中に流れ込んでくる。屋内部分は冷房をつけてはいるが,外からの熱気とまざり,あまり涼しくは感じられない。道路面以外の3方向には壁があり,また屋根はあるので,炎天下と比べたら日陰になっている分いくぶん涼しくは感じられるが,このような場所で食べるタイ料理は汗が止まらず,ヒーヒー言いながら食べざるを得ない。 |
ちょうど昼時にこの辺りを散策していて,小腹がすいたのでワット・チャナソンクラムの北側の道路に面した,このようなオープンエアータイプのレストラン(「サワディーテラス」)に入った。屋内は道路に向かってフロアーがひな壇のようになって,奥へ進むほどテーブルの位置が高くなっていき,道路を見下すような席になる。イスの配置はゆったりしているが,テーブルごとに道路からの高さが違うので,店内を歩くのがたいへんだ。2~3歩ごとに階段状になっていると思えばよい。店内は薄暗く,照明を落としている。真昼間なので,たいして明かりは必要としないかもしれないが,それにしても暗い。道路を行き来するトゥクトゥクや移動屋台,バックパッカーなどがよく見渡せる。【2011/6/4(土) 午後 10:11】 |
↓ひな壇式の店内-外との壁がないため入口に近いほど冷房の効果はない

メニューは多種多彩のタイ料理で,まずは食前酒にビアシン(地元ビールの代表だったが,今は後発のビア・チャーンが一番人気だ)をグラスで1杯。昼間から飲むビールは旨いがすぐ汗に出て醒めるのも早そうだ。そんなにお腹もすいていないが,食べないわけにもいかないので,トムヤンクンスープの麺を頼んだ。ココナッツミルクがたっぷりで赤いトウガラシが見え隠れする。見た目には辛いなどとは思えないが,香草のくせも若干あり,刺激的な辛さだ。暑い中で熱くて辛い料理は体にいいのだろうが,胃がびっくりして,食後が不安だ。屋外に出るや熱気と強い日差しで汗が噴き出すことが必至の激辛料理である。タイ料理は辛さ,酸っぱさ,甘さの三位一体が調和し,パクチーやレモングラスなど香草に慣れなければ,味を極めることはできない。意外と早くにこれには慣れてしまい,トムヤムクンを始め,ゲテモノ以外たいがいのタイ料理は大丈夫という舌と胃になった。 |
↓「サワディーテラス」のメニュー

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