マカオではバスに乗って移動しよう~マカオ26
▼マカオの路線バスは把握することが難しいと言われる。それは,狭い地域にもかかわらず,右折や左折を繰り返し,遠回りで目的地に向かうからだ。そんな訳で東から来たバスだから西の方向に行くとは必ずしも限らない。途中で向きを東に変えるかもしれない。しかし,『マカオフェリー乗り場』発着,『媽閣廟(マッコミウ)』発着,『関門』発着などのバス発着所はそれぞれ,東,西,北端に位置し,ここから出るバスは番号が違っていても目的地が同じというものも多く,わかりやすい。前述の3つの場所には詳しいバス系統や行き先,停留所名が書かれているので,ゆっくりと選んで,乗りたい番号のバスが来るまで待てばよい(『関門』には地下にバスターミナルがある)。『媽閣廟』は,海の守り神・阿媽(アーマー)を祀る。中国の沿岸部には海の守り神を祀った祠が多いのは,それだけ漁業を営む人が多かったり,外国との交易がさかんだったからに他ならない。ここの隣には澳門(マカオ)海事博物館があり,中国とポルトガルの交易の歴史がわかるようになっている。日本語の解説もついているので,媽閣廟見物のついでに寄りたいところだ。【2011/5/21(土) 午後 9:10】 |
↓コロアネ村にやってくるバス

話は戻り,マカオにも幅の狭い道路や一方通行が多いので,バスの大きさには大型とマイクロの2種類がある。大型バスは新型が多く,バリアフリーなどに配慮され,乗り心地も冷房も快適だ。一方で,狭い道路はマイクロバスが走ると思いきや,意外と大型バスが走っていて,軒先ぎりぎりを通るのはスリル満点だ。香港のように大型バスとマイクロバスの降り方が異なるということはない。単に道路幅との関係で,大きさが異なるだけである。マカオには香港のようなオクトパスカードはないので,料金箱にコインを入れることになる。記念に持ち帰るならいざ知らず,マカオだけで流通するパタカはここでなるべく使ってしまった方がよいので,むしろバスに乗って小銭を処分することができるのは有難い。パタカはマカオ以外では通用しないばかりか,両替もままならない通貨だ。やっかいがられるパタカは香港ドルに統一されてしまった方がよいのだが,香港とマカオは旧宗主国が違い(香港はイギリス,マカオはポルトガル),別々の文化やシステムが発達したので,マカオで香港の通貨しか流通しないというのは,やはり住民に抵抗があるだろうか。 |
↓バス路線表(これだけ詳しいのは始発のバス停くらい)

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