神々の島~デロス島1~エーゲ海4
▼島全体が世界遺産のデロス島へはミコノス島から船で30分くらいで行くことができる。ミコノスタウンの港から出ている船のチケットは,港にある船のオフィスで買えるが,乗る直前に船着場でも買える。船はそんなに大きくはないが,オープンデッキがあり,ちょっとしたエーゲ海クルーズが楽しめる。島に着くと,下船して島の入場料を支払う。この船着場だけが島の出入り可能なところだ。デロス島には宿泊施設がない(禁じられている)ので,必ずその日のうちに帰ってこなければならない。島は多少起伏はあるが,平坦なところも多く,3時間もあれば博物館も含め一周することができる。2000年以上前の神殿の柱などがたくさん横たわっていた。【2006/3/26(日) 午後 4:49】 |
↓デロス島行きの船が出港するミコノス島の港

小高い丘に上がると,島全体が遺跡であるのがよくわかる。ギリシャ神話に出てくる神々たちはこのデロス島と深い関わりがあるので,前もって書物に目を通しておいた方が,見学のときには楽しいと思う。島には住民はいないが,ネコが数匹いる。人懐っこいネコで,日本から持っていった「柿の種」をやると喜んで食べていた。「柿の種」は,おそらくこの島のネコが口にする初めての味であろうと推測する。ネコと別れ,北に進むと,ライオン像が並んで迎えてくれる。記念撮影にはいいスポットであるが,これらはすべてレプリカで,本物は,島の中央にある「デロス博物館」にある。南に向かうと起伏が出てきて小高い丘からは,ミコノス島からの船が着く場所が一望できるとともに,島のだいたいが見渡せる。クレオパトラの家と呼ばれる遺跡もあるが,にわかには信じがたい。こんな小さな島(面積3.5平方キロメートル)になぜ?という疑問がおきてしまう。これはネーミングの問題で,大富豪の邸宅に「クレオパトラ」という名をつけただけらしい。5月上旬だというのに気温が上がり,帰りの船では,ヨーロッパのどこかから来たらしい男たちが上半身裸になって,短い船旅を楽しんでいた。ミコノスタウンが近づくと,白壁の建物群とカト・ミリの風車群が一望でき,エーゲ海の真っ青な海の色とマッチし,美しさをより醸し出しているように思えた。日帰り約5時間のミニ・トリップを十分楽しめた。ただし,島にある小さな売店は値段がひじょうに高いので,水などはミコノス島で買っていく方が無難。レストランやカフェなどはないので,食事はミコノス島に戻ってくるまで我慢しなければならない。 |
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カテゴリ:[ギリシャ]
Comments
No title
サントリーニとミコノス間は船で5~6時間,アテネとこの両島へも同じくらいでしょうか。日帰りにはちょっととい距離です。http://www.gtp.gr というサイトでフェリーの時刻は調べられますよ。