タイの「ケンタ」~バンコク40
▼タイにはケンタッキー・フライドチキンがかろうじて存在する。かろうじて,というのは,なかなか見つからないからで,バンコク全体でも1ケタの店舗数だろう。チャイナタウンを散策中,歩き疲れて,どこかカフェのような店がないものかと探したが,古い佇まいのチャイナタウンでは,そのような店を期待すること自体どうかということが,街を歩いていてわかった。物販店や屋台はたくさんあるのだが,冷房の効いた店内でコーヒーを飲むような場所は,皆無かと思った矢先,天の助けか,ちょっとしたショッピングセンターの1階に「ケンタッキー・フライドチキン」(以下ケンタ)が入っていた。場所はチャイナタウン中心部からやや東寄りの新市場付近で,詳細な地図には掲載されている。ケンタの入っているビルは2階建てで,2階はインテリアや中国土産を扱う店がテナントが入っていた。かなり年季の入ったビルだが,全館冷房の入っているのは救いで,ケンタではアイスコーヒーを注文して,席についた。表が見える窓越しの席である。ガラスを隔てた向こう(屋外)には屋台があり,気温33℃の中,ご飯物を食べている男性がいた。テーブルには定番の4つの薬味(ナンプラー[塩辛さを調節],粉末トウガラシ[辛さを調節」,砂糖[甘さを調節」,トウガラシを漬けた酢[酸味を調節])が置かれ,それぞれをご飯にかけながら味の調節をし,一気にお腹に流し込んでいた。これだけ調味料が揃い,自分なりに味を調節して食べるタイ人はすごいと思う。繊細だといわれる日本料理よりさらに繊細かもしれない。というわけで,食事の一部始終が,ガラス越の1m向こうの出来事として楽しむ?ことができた。【2010/8/22(日) 午後 7:46】 |
↓ケンタのアイスコーヒーは氷がぎっしり入り,日本と変わりない

ここのケンタの注文カウンターでは女性のバイトが3人,もくもくと働いていた。アイスコーヒーができる間,タイ人女性を間近で見られるのは貴重な経験だ。たぶん20歳くらいの年齢だろうが,一人はとてもきれいで,タイ人とは雰囲気が違い,日本人でも違和感のない顔立ちをしていた。話す言葉はタイ語なので何を言っているかわからないが,注文では写真メニューもあり,せいぜい「アイスコーヒー,プリーズ」くらいしか声を発しないので,タイ語はまったくできなくても不自由はないといってよい。アイスコーヒーにシュガーはいらないのだが,アジア各国とももともとシュガー(ガムシロ)が入ったまま出てくるので,いつも甘ったるいアイスコーヒーを飲まなければならない。アジアではない日本だけはガムシロが別なので,アイスコーヒーを飲むなら日本がいちばん好ましい。海外ではアイスコーヒーという英語は通じないとよくいわれるが,アジアも含め欧米でも,アイスドコーヒーもしくはアイスコーヒーでちゃんと通じるので,自信をもって,「アイスコーヒー,プリーズ」と言おう。 |
↓ケンタの注文カウンターとアルバイト女性

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