インド人街のABCフードコート~クアラルンプール28
▼今まで立ち寄ったフードコートではもっともチープな造りである。掘っ立て小屋に毛が生えた程度のスラム風で,トタン屋根がかろうじてあり,中には狭い空間にテーブルとイスが,整然としているがびっしりと並べられている。その両側に十数件の店が軒を連ね,テーブルに座ると即座に注文を聞きに来る。食べたいメニューの最寄のテーブルに座らないと,その店から注文を取りに来ないので,狭いフードコート内を移動しなければならない。冷房はない。扇風機がいくつか回っているだけで,日陰になっている分,心なしか涼しいようだが,他に休めるところもないので,仕方なく休憩がてら入ることになった。熱帯の散策は暑さとの闘いなので,頻繁に水分補給が必要だ。【2010/8/13(金) 午後 6:37】 |
↓「ABCフードコート」全景(クリックで拡大)

インドに行くと必ず腹をこわすといわれているが,ここはマレーシアのインド人街だから,大丈夫だろうと思いながらも,熱処理しないドリンクには注意が必要だ。缶入りのドリンク(コカコーラ,ペプシ,スプライトなどが無難)はまず安全だが,フルーツをその場で絞ってくれる生ジュースは安全と思いきや,氷が入っている場合は要注意だ。プラスチックの使い捨て容器を使い,使った容器を洗って出すわけではないのでその点は大丈夫だが。胃腸が強くても病原性大腸菌などはうようよいるので,気をつけたい。帰国後,O159に感染していたのも,胃腸が弱っていたところに大腸菌が悪さをしたらしい。潜伏期が48時間なので,間違いなくマレーシアでの感染だった。ちなみにO157は重症になるが,O159の症状は比較的軽い。会社を休むことなく,薬を飲み続けたが,下痢は一週間ほど続いた。 |
↓ニョニャ料理メニュー

このフードコートはマレー料理,ニョニャ料理,インド料理,シンガポール料理,タイ料理など近隣諸国も含めありとあらゆるB級グルメが集まっている。インド人街の中心にありながら,インターナショナルなフードコートだ。客は,マレー人街の隣なのでマレー系が多く,インド系もいるが,華人はほとんどいないようだし,観光客は皆無だ。我が家の旅行では観光客のいないところに行くことが多いようだ。まるでバックパッカーだが,年も年なので,今後は考えたい,そうすると,ブログには旅行ガイドブックと同じ写真や文章しか載らなくなってしまうことになるが,さすがに年には勝てない。 |
↓ムスリム系の男性

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