『アベニュー・オブ・スターズ』を歩く~香港4 - Yukky's ワールドウォッチング
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『アベニュー・オブ・スターズ』を歩く~香港4

category - 香港(ホンコン)
2010/ 08/ 12
                 
九龍半島の最南端,香港島を望む場所に,香港芸術館から東側に海に沿って約1kmに及ぶプロムナード(テラスデッキ)がある。ここからはビクトリア湾を行き交う船や向こう岸の香港島の摩天楼がよく見渡せる。平日でも観光客をはじめとして多くの人たちが訪れる湾岸の絶景ポイントである。デッキ上にはところどころにテーブルやイスが置かれ,疲れたら休憩もとれるようになっている。【2010/8/12(木) 午後 6:57】

↓金像奨(香港のアカデミー賞)の像
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↓ベンチも多いが人も多い
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↓ドリンクの自動販売機はあちこちに設置されている
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↓映画のオブジェとビクトリア湾
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デッキの中央部分の地面には約400mに渡って,香港の映画スターや監督総勢73人のプレートがはめ込まれている。手形付きのプレートもある。ここは『アベニュー・オブ・スターズ』(星光大道)とよばれている。トニー・レオン,アンディ・ラウ,ジャッキー・チェン,サモ・ハン・キンポー,マギー・チャンなどそうそうたるメンバーである。また,映画に関係したオブジェもあちこちに立っており,なかでも最も目立つのが最近完成したブルース・リーの像である。2005年11月にブルース・リー生誕65年を記念して作られたものである。この銅像の前では記念撮影をする人が絶えない。日本にこのような施設がないのは日本映画がすでに廃れてしまったからに他ならない。韓国では国家が映画の育成に力を入れ,海外に輸出して評価を得ているのに対して,日本映画は最近では見る影もない。最近の日本映画の大作?といえるものは,民放キー局が製作に関わり,系列のテレビ・ラジオ・新聞などのメディアをフルに使って派手な宣伝を繰り返し,観客動員をそこそこ得ているが,若手出演者はとくに演技が下手だし(俗にいう大根役者が圧倒的に多い),ストーリーも面白くないし(脚本家が育っていない),セットや背景がチープだし(舞台設定に金をかけなければいいものはできないのは常識),評価できるものが何ひとつない。視聴者は金を払って幼稚園のお遊戯会や小学校の学芸会を見てるようなものである。日本の映画作りは,他の国のような「文化」として後世に残そうという考え方にはまったく立っておらず,民放キー局,芸能プロダクション,芸能(芸NO)人,映画製作(配給)会社が屈託して,自分たちが生き延びるためだけに作り続けているに過ぎないのである。その証拠に最近の日本映画は民放キー局が絡んだものが多く,出演者も発言力の強い芸能プロダクション囲い込みの芸能人が多い。よって次々に映画を作り続けられなければ自分たちの生活費が底をついてしまう。まさに自転車操業状態である。質などを言っている場合ではない。内容はどうでもよく,当事者にとっては作り続けることに意義があるのである。ここには視聴者の趣向はまったく存在しないし,視聴者は映画関係者の食い扶持のためだけに金を払い続けていることに全く気づいていない。その点,香港映画は見ていて圧倒的に面白いし(エンターテイメントに徹している),俳優も演技が上手いのは当然である。銀幕に出る俳優はプロだから上手くて当たり前なのだが,それが当たり前でないのが世界で唯一,ガラパゴス化した日本映画である。

↓記念写真スポット
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↓『アベニュー・オブ・スターズ』の解説掲示板
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↓香港スターのプレート・・・いちばん下は言わずと知れたジャッキー・チェン!(手形付き)
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↓ブルース・リーの像は記念撮影の一番人気スポット
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日本映画の酷評はまた次回にするとして(するだけ時間の無駄というものだが),このプロムナードデッキには,香港唯一のジャッキー・チェン(成龍)のオフィシャル・ショップ(kiosk2)なども軒を連ねるが,もっとも人だかりの多かったのは,手の型をとって,手のゴム型を作ってくれる店だった。冷やかしも含め,多くの人が見入っていた。海岸線の散策に向いているこのプロムナードデッキへは,地下鉄尖沙咀(チムサーチョイ)駅から地下道を通りJ1出口(西側)かJ4出口(東側)から出ると行けるが,J4は地上に出て道路を渡り,建物内を左へ進んでいかなければならないので,テラスまでは少し歩くことになる。しかし,プロムナードの往復を避けるためには行きにJ4,帰りにJ1と,別々の出口を使った方がよい。このプロムナードデッキがいちばん混雑するのは毎日午後8時からの13分間である。それはなぜかは次の機会にまわそう。

↓手形制作ショップ
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