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香港のあらまし~香港2
category - 香港(ホンコン)
2010/
08/
11香港は正式名を『中華人民共和国香港特別行政自治区』といい,中国本土との出入り(中国側入口は深〔シェン〕土編に川〔チェン〕)の際にはパスポートコントロールが必須となる。香港も中国本土も同じ中国ではあるが,1国2経済制度をとっているので,資本主義経済(香港)と社会主義経済(中国本土)の間には相変わらず障壁が存在するのだ。中国本土及び香港の住人は簡単にパスポートコントロールを通り抜けることができるが,それ以外の人間は,イミグレーションなみの審査がある。出入国の書類を書き,パスポートとともに審査官に提出しなければならないが,その時に審査官から聞かれることはとくになく,さっさと通してくれる。何しろ,1日に数万人が行き来をするので,一人に時間を割くことはできないのが実態である。パスポートで日本人とわかれば,すぐさまスタンプを押してくれる。今回の旅行では,中国本土に日帰りで2回出入りしている。その度に書類を書き,長い時間行列に並び,時間をロスしている。 |
香港の広さは香港島,ランタオ島などの島嶼部を含め,約1100平方キロメートル(東京23区の約2倍)。そこに約700万人が住んでいる。九龍半島の南部と香港島の北部を除くと山がちで平地が少ない分,東京の都心部以上に人口や建物が集中している感じを受けるし,実際そうである。そのためオフィスも住宅も高層ビルが圧倒的に多い。オフィスはとくに高層で,香港島にあるifcビル(高さ420m,世界でも三番目に高いビル)を筆頭に,とくに香港島北部に超高層ビルが集中している。オフィス街の中心・中環(セントラル)を歩くと,まるでニューヨークの摩天楼と見間違えるほどだ(それよりは範囲は狭いが)。新宿の高層ビル街などとは月とスッポンで,比較にならないほどの高層ビル群に圧倒される。香港の経済成長の縮図を垣間見ることができる。【2010/8/11(水) 午後 7:30】 |
↓香港島の山間部の高層住宅(イメージ)
最近,隣の中国本土,シェンチェンとの合併話が出てきて,2020年までに緩やかに合併していくとか。そうなると人口は1千万人を超え,ニューヨーク,東京に次ぐ世界第3の金融マーケットが登場する運びとなるのだとか。侮れない存在となるのも遠い未来ではない。中国パワーは底力がありそうだ。 |
↓香港島ワンチャイからチュンワン方向を望む(イメージ)
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