台北にはパンダがいるぞ(後編)~台北96
▼パンダ館まで入口から約300mほど歩くが,路上のまわりはうっそうとした熱帯樹に覆われ,中央の木に取り付けた管からは一定時間ごとに水蒸気を噴射させ,園内の熱を下げている。フロリダ・ディズニーワールドのアニマルキングダムにもこの仕組みは採用されていたが,熱帯や亜熱帯の暑い地域ではこのような仕組みがあるが,夏は台湾よりも暑い日本の動物園には残念ながらこの仕組みはないようだ。よって,30℃を超える気温でもそんなに暑さは感じない。【2010/8/7(土) 午前 9:50】 |
↓園内は水蒸気の噴射があるのでヒンヤリ感がある

パンダ館はたいへん立派な建物で,上野のように動物の住む場所という雰囲気の建物ではない。地元の保険会社「新光」が金を出して作ったものらしく,「新光」のネームが入っていた。整理券に書かれた入場時間の1分前に入場したが,断れることはなかったし,並ぶほどの混雑もまったく見られなかった。パンダ館の館内は入ってすぐの1階にパンダの解説があちこちに展示され,奥の緩やかなスロープを上っていくとパンダにご対面できるようになっている。館内の混雑を予想していたが,それほど人は多くはなく,立ち止まって観察したり,写真を撮る時間も十分にあった。スロープを上って行き,途中で折り返しとガラス越しの運動場のような広いスペースが見えてくる。そこがパンダのいる場所だ。パンダがこの動物園にやってきたのは2009年1月だ。やって来た当時は超満員の日もあったそうだが,1年半が過ぎ,また夏の暑い日ともなると混雑が多少あるくらいで,少し待てば楽に入場できる。2頭いるパンダの名前はそれぞれ「團團」(トアントアン),「圓圓」(ユエンユエン)でいかにも中国語の名前らしい。 |
↓パンダのいるのは,「新光特展館」

ところで,肝心のパンダだが,見渡したところ向かって右端に1頭は横たわって寝ていたが,もう1頭は見当たらず,ついに動いているパンダを見ることはなかった。スロープはガラス越しに20~30mほど続き終わりである。それほど混んでいないので,立ち止まって見る事も可能だが,寝ているパンダを長い時間見ていても面白くはないので,2~3分でガラスの前から立ち去った。パンダ館の2階の一部と3階は土産売場になっていて(3階へは長い螺旋状のスロープを上るが,エレベーターならすぐだ),お決まりのパンダグッズが買えることになっているが,それらはこれまた日本の動物園と大差はない。ただし値段はだいぶんお安いので,2つ3つ買ってもよいのでは。パンダ館には15分ほど滞在して,台北市立動物園を後にした。結局,1頭のパンダ以外の動物を見ることはなかった。結局パンダ1頭を見るだけの贅沢な動物園見物かもしれない。園内のオブジェは品の善し悪しは別としてなかなか凝っているので,大人も楽しめる動物園である。 |
↓予想通りしっかり寝ていた

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