巨大迷路・ミコノスタウン~エーゲ海17 - Yukky's ワールドウォッチング
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巨大迷路・ミコノスタウン~エーゲ海17

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壁・道路が白で覆われた迷路は,なぜか惹かれるが,ミコノスタウンはまさに白い迷路そのものである。家の壁はすべて白(窓枠・屋根・ドアだけは他の色),路上も白を基調にグレーを使っている。壁と道路のつなぎ目に土はなく,連続しているので,道路上では左側の家の壁,道路,右側の家の壁がすべて白なので,まわりは白一色に見える。ミコノスタウンは道路が入り組んでいて,最初のうち,地図なしで目的のところまで行こうとすると苦労する。慣れてきたとしても,白ばかりで目印になる店でも見つけておかないと,なかなか道を覚えられない。そこで,ミコノスタウンの正しい歩き方としてはメインストリートを一つ覚え(南バスターミナルから商店の多いところを通って港に出るルート),それ以外に行くときは,メインストリートからどう行くかを考えたほうがよい。宿泊先が港に近いときは,道路は港から放射状に延びているが,やはりメインストリートを覚え,わき道はそのメインからどう行くかを考えたほうがよいだろう。ところが,日中この界隈を歩くと,ちょっとシャレた店があると寄ってしまい,その店を一歩外へ出ると,一瞬来た道がわからなくなることもある。とにかくどこを見ても白い街だからである(写真1番目~3番目はミコノスタウン内)。夜のミコノスタウンは,街のあちこちの明かりに壁の白さが浮いて,優美な世界へ誘ってくれる。狭い道の傍らにイスやテーブルを出したレストランが多く,そこで人々が料理に舌鼓を打ち,語らっている。そこは道であるから,料理や人の顔を間近に見ながら通り過ぎることになる。もちろん否応なく店の中の賑やかな様子が窓を通して自然と目に入ってくる。しかし人の家を覗いているような感覚はない。あらゆるものが融けあって不思議と食事をしていない自分があたかもまわりの人と一緒に食事をしているような錯覚さえ覚える(写真4番目は道の傍らにあるタベルナ)。こんな街に1ヶ月もいたら,世間を見る目も変わるのは当然といえば当然か。【2006/4/19(水) 午後 9:36】

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