リトル・インディア北部を歩く~クアラルンプール26
▼リトル・インディアに北から向かう場合には,LRTスター線バンダラヤ駅を起点とする。この駅は表通り「トゥンクアブドゥルラーマン通り」から見ると,SOGOの裏手にあり,たいへん目立たない駅だ。表通りから見る限り,こんなところに鉄道の駅があるとは思えない。駅を降りてSOGOに向かう通路はすぐにわかるが,初めてSOGO側から駅に向かう場合にはこの通路はわかりにくい(正面からSOGOに入り,エスカレーターを上り,2階の左奥に,実は駅に通じる出入口がある。そこへの案内板はどこにもない。)。SOGOを出ると「トゥンクアブドゥルラーマン通り」だが,さらに1本東側の「ロロントゥンクアブドゥルラーマン通り」に入り,南下すると,リトル・インディアはすぐだ。途中から,さらに1本東の「マスジッドインディア通り」があり,並行した2本の通り沿いがリトル・インディアだ。マスジットジャメ駅とバンダヤラ駅の中間くらいが,リトル・インディアの中心で,さすがにインド系の人が多い。リトル・インディアには「MYDIN」というディスカウントストアーが数軒あり,リトル・インディアに行けば必ず目に入る。インド系のムスリムが経営する店で,客の99%はインド系の人々だ。どこからともなくインド系ミュージックが聞こえてきて,リトル・インディアに来た気になる。また,色とりどりのサリーなどインド衣装・生地の販売店が目立ってくると,いよいよリトル・インディアに入ってきたことを認識する。仏教徒も多いからか,花売り屋台が多い。お供え用の花を売っているわけだが,花の定番はいわずと知れたキクである。ジュエリーの店も中心部には多いが,客はあまり入っていない。飲食店の客はインド系が圧倒的に多いが,マレー系や華人系もいないこともない。観光客はいたって少なく,地元住民中心のローカルな街だ。日本ではゴールデンウィーク中だというのに,ここで日本人に会うことはまずない(ツアーでは行かない場所である)。もともとクアラルンプールに行く日本人が少ないこともあるだろうが。 |
↓リトル・インディアの北部…巨大なマレーシア国旗が

リトル・インディアだからさぞかし,サリー姿を見かけると思うだろうが,それほど見かけることはない。人口で数パーセントということや,ムスリムに宗教替えしているため,トゥドゥンを頭に巻かねばならず,服装も,頭を隠さないサリーではまずいのだろう。20~30分いても数人見かけるほどなので,もっと見たい人はインドに行くしかない。ただし,リトル・インディアだけでサリーが見られるわけではない。ブギッ・ビンタンでもチャイナタウンでも目にすることはあるが,頻度はさらに下がる。【2010/3/14(日) 午後 4:38】 |
↓リトル・インディアで見かけたサリー

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