スワンナプーム空港からバンコク市内へ~バンコク33
▼バンコクの表玄関,スワンナプーム空港の到着ロビーはけっして広くはない。空港の床面積が世界一(北京首都国際空港の第3ターミナルに抜かれてしまったが)のわりには,ネコの額ほどの狭い到着ロビーだ。だからかえって,その後の交通機関に乗るためにどこへ向かったらよいかはわかりやすい。そのまま直進すればタクシー乗り場に行き着くので,市内までタクシーを利用するなら,世界の大空港の中ではもっとも楽な部類かもしれない。 日本からの直行便の多くはバンコクのスワンナプーム空港に夜遅くに着くことが多いので,タクシー乗り場が近いと,個人旅行の場合にはたいへん助かることになる。エアポートバスがバンコク市内へ4ルート走っているが,1時間に1本程度で利便性はいまいち。バス停はメイン通りにしかないので,小路の奥にホテルがある場合(これがけっこう多い)には,降りてからそこまでスーツケースを引っ張っていかなければならない。昼間ならいいが,夜中に着いて知らない街を歩くのはちょっと不安である。多少高くてもタクシーが便利で安全である。タクシーには2種類あって,リムジンタクシーを利用する場合と普通のタクシーを利用する場合である。前者は,空港の到着ロビーにあるカウンターで行き先を告げて申し込む。リムジンとはいっても,立派なセダンが来るわけでもない。普通のタクシーよりはましという程度だ。日本車でいえば,いいところトヨタマークⅡくらいの車をリムジンと呼んでいる。アメリカのリムジンとは似ても似つかない。ただし,外国人観光客に慣れたベテランドライバーが運転するので,ゆったりと安心して乗っていられる。料金は普通のタクシーの2~3倍,それでもバンコク市内まで350~400B前後である(空港乗り入れ追加料金+有料道路料金込み)。時間帯によっては渋滞があるので,トールウェー(有料道路)を利用した方が,時間は相当短縮できる。【2010/1/17(日) 午後 2:07】 |
↓ちょっと窮屈な到着ロビー(成田も狭い)

一方の普通タクシー(車種はカローラくらいの小型車)は,到着ロビーの外(屋外)に小さなカウンターがあり,「TAXI-METER」と書かれている。そこで行き先を告げれば,乗車するタクシーナンバーとドライバーの名前を書いた紙をくれるので,案内されるタクシーに乗り込めばよい。この紙は半分をドライバーに渡し,半分は何かあったときのために客が保管する。ドライバーは必ずといって,客の保管する紙をよこせと言ってくるが,絶対に渡してはいけない。渡さないからといって途中で降ろされたり,失礼なことをしたりはしない。保管している紙が人質である。さらに,メータータクシーとカウンターに書いてあっても,実際は交渉性のタクシーであることもきわめて多い。そのときはそのときで,交渉するしかない。どう交渉してもメータータクシーで市内に行くよりは多少割高になることは覚悟しておいた方がよい。メータータクシーになるか交渉性のタクシーになるかは全くの運である。ただ,交渉性になっても,トールウェーの別料金が発生しても(ドライバーは必ずトールウェーを勧める・・・ドライバーは時間が勝負だから),手数料として50B取られても(普通タクシーは必ず50Bを別に支払わなければならない),リムジンタクシーの相場よりはずっと安いので,どちらを選ぶかをよく考えたい。 |
↓ここでホテル名を英語で書いて渡す

遅れていた市内と空港を結ぶ鉄道(バンコク市内マッカサン駅との間の「スワンナプーム・エアポートリンク」)がが今年春にようやく開業しそうだ,市内までの交通の便がよくなるということだが,結局はその先はまたタクシーになるだろう。手数料やトールウェー料金がなくなるだけ,ややこしさがなくなるのは救いである。 |

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