きらきらみちのく下北
▼下北(しもきた)といえば,東京では下北沢の略語として認識する人間が多いが,仕事で何回か青森県下北半島に行く人間にとってみれば,下北沢と結びつけることはまずない。10月3日に仕事で下北半島に出張することになった。いつもは羽田から三沢空港(青森県)に飛んで,その後は列車利用だが,今回は往路が新幹線+在来線,復路が三沢から飛行機という行程にしてみた。新幹線は八戸止まりなので,その後は,八戸から野辺地まで特急,野辺地から下北(むつ市)までは普通列車かバスということになり,乗り換えが多くたいへん不便である。家からドアツードアで7時間30分もかかるのだから,家から成田を経て上海に行くのと同じくらいかかる。ところが10月3日は土曜日で,八戸から下北まで乗り換えなしで走るリゾート列車があることを見つけ,指定券だけ買っておいた。その名も「きらきらみちのく下北号」である。ねぶたの塗装が鮮やかな3両編成の列車で,座席は1列+2列で,予約した指定券はたまたま1列の方。その座席は45度回転するので,車窓からの景色が横向きに眺められるという特典付きだ。まわりの乗客は観光客ばかりで,スーツを着た人間はいないので,たいへん浮いた状態で乗るハメとなった。八戸を出て,しばらくは穀倉地帯を走るので,黄色く実った稲穂がたなびく景色が,遠くには来年開通する東北新幹線の八戸・新青森間の高架橋が見えた。【2009/10/25(日) 午前 9:08】 |
↓下北までのキップ・・・けっして下北沢までのキップではない

さて,本来の乗り換え駅の野辺地に停車。車窓を眺めていたら,テレビで目にする顔が外を通っていった。この列車に乗って撮影をするらしい。スタッフ5名ほどと乗り込んできて,各車両で撮影開始。窓の外は津軽湾の景色が素晴らしい。遠くには津軽半島の山並みも見える。途中,2両目では津軽三味線の演奏会があったり,リゾート列車そのものなのだが,やはりスーツというのは違和感がある。下北に着く20分前からは強風のため徐行運転になり,下北到着は約10分ほど遅れたが,仕事前にきれいな景色を堪能することができ,休みの日の出張もまんざら悪くないと思えた。この撮影内容が映るテレビ番組が昨日(24日),テレビ東京午後7時からの旅行番組であった。その俳優がちょうど隣の席に座ったのにもかかわらず(話はしていない),このシーンも含め3号車全体のやりとりがカットされた。やはりリゾート列車にスーツ姿が映っていてはまずいのだろう。 |
↓野辺地駅から乗ってきた辰巳琢郎(この日は五所川原からの移動)

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