車内コマーシャル~バンコク25
▼バンコクのBTS(高架鉄道)は車体全体が企業広告でラッピングされていて,色合いや絵柄によっては外観が異様に見えることもある。日本もJRなどが窓を除く外壁に企業広告をラッピングしているが,BTSは窓の部分にも広告が描かれているので,車両の外壁がまるごと広告である。かといって窓がないわけではなく,外からはラッピングに見えるところも,実は中からは外が見えるという工夫がされている。それは乗ってのお楽しみ。【2009/9/23(水) 午前 9:38】 |
↓BTSの車体広告

車体もそのように派手な電車だが,車内には,壁の一番上の,天井に近いところにモニターがついていて,CMを流し続けている。JRでもドアの上にモニターがあって天気予報やCMを流しているが,如何せん音声がない。ソウルの地下鉄でもそうだったが音声のあるのは今やアジアの常識である。シーンとした車内にCMの映像と音声が常に流れているのは,なかなか面白い発想だ。耳障りとはいえないが,聞こえないと意味がないのか大きな音声である。見上げて映像を見ていなくても自然と耳に入ってくるので宣伝という効果は抜群である。ほとんど見ている人がいないのは珍しくもなんともないからだろうが,観光客には珍しく映る。日本は携帯電話も別の観点で,車内は禁止,モニターからの音も自主規制,など車内は静かにするものだという自虐的な面がある。では,話声はどうするのか?まったく規制はない。どんな大声でしゃべっていても誰も注意しないし,規制もない。まったく一貫性のない車内である。アジア(中国,香港,韓国,台湾,タイ,マレーシアなど)は車内での音に規制はまったくない。電話で喋ろうが,CMを流そうが,構わないのである。つまり一貫性はあるということだ。日本は今やアジアから疎外されているだけあって何でも中途半端である。 |
↓BTSの車内風景

さて,車内CMの話が出たので,タイのCMの話である。タイのCMフィルムの質は世界的に高いと評判になっていて,欧米からもオファーがあるということだ。確かに日本より質の高いCMもあり,この分野でも日本はすでに先進国とはいえなくなっているらしい。もっとも質がことごとく低く,無芸の大根役者が出演する安普請で面白くもないCMならば日本の得意とするところなのだが。我が家では地上波民放は見ないので,CMのことはほとんど知らないが,日本の民放がすべて滅ぶまでこの傾向は変わらないだろう。CMというのは見るだけ時間の無駄である。欲しけりゃ自分で探して買うし,ネットで比較サイト等があるので,選ぶうえではまったく困らない。CMの合間に番組をやっているようなテレビ局はいらないし,そのやり方が汚い。内容が盛り上がったところで,CMを入れて,番組が再度始まったら,CM前の映像を繰り返し流しておさらいをする。視聴者を馬鹿にした番組作りととともに民放CMは死滅すべきだ。もちろん●通や●堂など広告会社も一緒に消えてしまえばいいと思う。広告枠を得るだけの仕事でボロ儲けしているなど,一般の労働者から見ればとんでもないことだ! |

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