定番!屋台で麺を食う~バンコク24
▼「旨い」「安い」「すぐできる」というのがタイの屋台に限らずアジアの屋台の売りだ(日本を除く)。日本のカウンター式のチェーンでは「旨い」ははなはだ疑問である。むしろ,日本はまずい,高い,待たされる,の3拍子が揃っていて,アジアとは逆の売りがある。ラーチャダムリ通りを北進し,ビッグCの二本先の道を右折したあたりに屋台が数軒出ている。台湾などからすると迫力不足だが,それでも興味はそそられる。屋台のバックヤードには簡単なテーブルとイスが置いてあり,表の屋台で頼んでそこで食べることになる。日が暮れ始めると若い人で賑わい始め,相席も当然になる。レストランで地元のタイ人とテーブルを一つにして食べることもなかなかないだろうから,屋台では貴重な体験ができるのである。かといって話しかけるわけではないが,観察したり,会話に聞き耳をたてたりして,新しい話のネタを探すきっかけとなりえるのである。周囲の食べ方を見ていると,静かに食べている,というのが率直な感想だ。麺だからといってズルズルとすすって食べることはない。日本の麺の食べ方は世界的に見ると異様であるというか完全なマナー違反である。日本以外にすする国はない。これはまさしく,日本の常識は世界の非常識の典型である。日本を離れたら,麺の食べ方には要注意である!また,丼(プラスチックだが)を手で持つのも違反である。韓国でもそうだったが,器は手に持たず,スプーンなどで汁はすくって食べるものだ。器を手に持つというのも世界的にはほとんど見られない。日本はいよいよもってあまりに突飛な習慣を持つ国に思えてくる。日本でやっていることはあくまでも日本国内だけにとどめておきたい。日本を出た瞬間に使えなくなることばかりだからだ。【2009/9/20(日) 午後 1:24】 |
↓ラーチャダムリ通りのビッグC近くの屋台ストリート

屋台メニューの話であるが,タイといえば麺大国である。日本とは違い米の麺が中心で,小麦の麺もあるが,メジャーではない。タイでの麺の頼み方は,麺の種類,麺の太さ,具の内容などを伝えなければならないことが,どのガイドブックにも載っているが,けっしてそんなことはなく,麺の種類と太さだけで構わない。具は適当に向こうで決めてくれるので,メモにタイ語で食べたい麺の種類と太さだけを書いておけばよい。具はだいたい魚のすり身のボールにネギなどである。日本のラーメンという感覚ではなく,アジア全体(日本を除く)に言えることだが,うどんのような薄味(塩系)の麺が特徴である。食事というよりは間食orおやつ感覚で食べるものなので,量は少ない。日本のラーメンの3分の2以下か。しかし,値段が値段なので,別に不満もないし,味もこんなものか,といった程度だ。ファーストフード感覚で食べるものなのである。日本のファーストフードは「まずい」「高い」をキャッチフレーズにしているので,まったく対照的である。タイに慣れる最初の登竜門が屋台で麺!であるから初心者は必ず一度は食べてみるべし。月曜日は屋台が法律で禁止されているらしいが,あくまでも参考に。それから香草を苦手にしている人は慣れるまでに時間がかかるかもしれない。 |
↓麺の屋台

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