焼きバナナ~バンコク19
▼タイの屋台で売られているものには,食材自体は日本にはあっても,料理法が日本では考えられないものもある。焼きバナナである。タイ語で焼きバナナをグェイ・ハッムクという。焼くと甘みと酸味が増すようだ。アフリカなどではバナナを頻繁に料理に使い,加熱することはあるが,日本では生か加工品でしか食べない。タイでは街頭でバナナを皮ごと焼いて売っている。色もそうだが,ほくほくしていてまるで石焼き芋を食べるような感覚で,熱々のバナナを皮を剥いて食べるのである。注文するとビニールの袋に入れ,長い爪楊枝のような棒を一緒につけてくれる。35℃近い暑さの中で,熱々のバナナは熱気が顔にかかり,なお更暑いが,タイの人はよく食べられるものだと感心する。熱を加えることで,味はよりいっそう甘さが強まり,ネトーッとした食感が舌に伝わる。直接触るのは熱いので,渡された棒でほじくって食べるのである。皮はごげて真っ黒で,そばで見ると,焼き芋を食べているようだが,味は全く異なる。焼きバナナはタイの人にとっては,おやつ感覚だろう。【2009/6/25(木) 午後 9:55】 |
↓ビニールの袋に入れ棒を付けてくれる

タイのバナナは概して小粒である。しかし,甘さは強く,食感もよい。日本でタイ産のバナナを食べることはできない。それもそのはずで,日本のバナナ輸入国は,フィリピン,エクアドル,台湾の3つだけである。タイからの輸入はゼロであるから,タイのバナナはタイに行かなければ食べることができない。朝のホテルのバフェ(ラスベガスではバフェというので,我が家ではこの呼び名しか使えなくなったが,日本ではビュッフェと呼ぶらしい)でも,タイ産のバナナが食べられる。皮が薄く,ねっとり感があり,小さいので2~3個は軽く食べられてしまう。やはり,その国でとれたものはその国で食べるのが最適である。タイに来たらぜひバナナを賞味したい。小さくて色が悪いからと言って,味が悪いとは限らない。むしろ日本で食べるフィリピン産バナナより美味しいと思えるはずだ。タイはバナナの輸出に積極的ではないし,日本の業者も小さくて色の悪いバナナが売れるとは思っていないから,日本には入ってこないのだが,タイのバナナは味は絶品である。 |

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