「マッサジ」の呼び込み~クアラルンプール8
マレーシアブキッ・ビンタン通りの西側,KLモノレールのブキッ・ビンタン駅から西に歩いていき,BB(ブキッ・ビンタンの略)プラザを過ぎ,道路を渡ったあたりから,足裏マッサージ屋が数件並んでいる一角がある。看板には「足裏がマッサージ,体がマッサージ」という日本語が書いてあるが,「が」と「の」を間違えているようだ。足裏マッサージといえばタイが本場だが,いつのまにマレーシアに入ってきたのか?!ここを通り過ぎようものなら,とくに夕方以降はのべつ幕なし,マシンガンのような呼び込みがある。日本人と見ると,片言の日本語で声をかけてくるのだが,やはり発音がマレーシアなまり?だ。「気持ちいい」がどうしても「キムチイイ」と聞こえてしまう。朝鮮語の「キムチ」と日本語の「気持ち」が混ざっているような掛け声だ。40~50m歩道を歩く間,十数人の呼び込みがいる中で,この言葉を発するおばちゃんは一人だけで,他の呼び込みは日本語では声をかけず,ひたすら「マッサジ」「マッサジ」と連呼している。あまりの呼び込みの連呼に圧倒されるが,マッサージ屋に人が入っているのかというと,歩道からガラス越しに見える店内は,マッサージ嬢がイスに座り,暇そうに本を呼んでいるか,居眠りをしていて,どの店にも客の姿はない。これで呼び込みの人件費を払えるとはとても思えない。【2009/6/21(日) 午前 9:29】 |
↓日中は呼び込みの数も少なく,態度も控えめだ

タイはマッサージであまりにも有名だが,マレーシアでマッサージというのは聞いたことがない。少なくとも旅行ガイドブック等にはコメントがない。最近,マレーシアの刑務所内で,社会復帰のために,足つぼマッサージを習わせているというのがニュースになっていたが,マレーシアはこれからマッサージ大国を目指すというのか?!尚,刑務所内のマッサージの練習台はいわずと知れた刑務官なので,ただでマッサージしてもらえることをいいことに,こんなことを始めたのだろうと推測するが,確かに,出所してマッサージ屋を開く人もでてきているらしい。マレーシアではマッサージ・ビジネスがまだ発展途上で,どこにでも店があるというものではない(バンコクには街中どこにでもあるが)。ブキッ・ビンタン界隈はその先駆なのか,それともただの観光客目当ての金儲けなのか,知る術もないが,あのけっこう強引な呼び込みを見るにつけて,後者と見る方が妥当だろう。何度もここを通ると慣れるが,もし呼び込みの攻勢がいやなら,ブキッ・ビンタン通りの北側の歩道を通れば,まったく呼び込みはいない。呼び込みがあるのは,店舗が数軒並ぶブキッ・ビンタン通りのごく一部だけなのだ。 |

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No title
2009-06-23 20:01 har*h*rubo*u URL 編集
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2009-06-23 21:52 yukky URL 編集