タイの坊主~バンコク17
バンコクタイでは年齢を問わず出家できるらしい。当然,出家するとどこかの寺院に所属し,修行をすることになる。坊主は働いて所得を得てはならないので,食べ物は朝の托鉢で集めるしかない。要するに庶民から恵んでもらうのである。それら(ほとんど食べ物)を寺院に持って帰り,食事を作るのである。食事は1日2回と決められている。午後に食べてはいけないという戒律があるので,朝と昼前に食事をする。修行をする坊主とはいえ,午後には意外とすることがないらしく,自由時間となるが,むやみやたらに外を歩き回ってはならないということになっている。しかし,老いた坊主ならともかく若い男の坊主が寺院でじっとしているわけがない。さっそくチャイナタウンの泥棒市場を徘徊している坊主連中を見つけた。善人であるべき坊主が泥棒市場という名のコピー商品盛りだくさんの場所で品定めをしていいのだろうか?最近は坊主の数が増え,坊主の質が落ちていると言わざるを得ない。たいして修行に励まず,偽物市場を歩き回っているようでは不良坊主といえるのではないか。こういう坊主には後ろからそっと忍び寄って頭をなでてやると,今までの修行の積み重ねがリセットされるらしく,本人もすっきりするのではないか。ところで,僧侶のタブーに「お金に触れてはいけない」というのがある。托鉢でもらう食料以外に欲しいものがある時,買い物はどうやってするのか疑問である。【2009/6/13(土) 午後 2:43】 |
↓子どもの坊主

それにしても,いるわいるわ,街中の至る所,坊主が目に入ってくる。坊主が増えている分,働いて稼ぐ労働者の数が少なくなっているだろうから,坊主が増えることは国にとってけっしてよいことではないのだが,この不況で坊主の数は確実に増えている。日本では,仕事がないからといって仮に坊主になったとしても,庶民から恵んでももらえることはなく,生きていくこと自体ができないが,タイではどんな坊主でも庶民から敬われ,必ず恵んでもらえるので最低限生きていくことだけはできる。日本で仕事をなくして途方に暮れているのであれば,タイに行って坊主になる方が幸せかもしれない。早く日本に見切りをつけることが大切だ。日本語が通じる以外に日本に住んでいていいと思うことはなくなってきている。 |
↓寺の中を移動中の坊主

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