タクシン大橋のボート乗り場~バンコク16
▼BTS(スカイトレイン)シーロム線の西の終点はチャオプラヤ川のほとりにあるサパーンタクシン駅だ。朝のラッシュ時にサーヤムから西方面のBTSに乗り込むと,最初は混んでいるが,駅に停車するごとに人が降りていき,終点のサパーンタクシンで降りるころには1車両に10人ほどしか乗っていない。このあたりは閑静な場所だが,チャオプラヤ川沿いにシャングリラやオリエンタル,ペニンシュラなどの超有名ホテルが立ち並ぶので,この駅はそれらのホテルへの最寄り駅となるとともに,チャオプラヤ・エクスプレスというボートの乗り場があるので,人の流れは駅で2つに分かれるはずだが,高級ホテルの泊り客は朝っぱらから出歩かないのか,人の流れはボート乗り場の方向へ向くばかりだ。ボート乗り場は高架の駅を降りて徒歩1~2分と近い。ボート乗り場の名称は「ター・サートーン(タクシン)」である。タクシンという名称は,元首相の名前だが,タイいちばんの富豪で企業グループを形成しているらしいので,さまざまな名称として付けられることも多いようだ。【2009/6/12(金) 午後 9:28】 |
↓サパーンタクシン駅のホーム(北側)

ボート乗り場に来ると,チャオプラヤ川を渡るタクシン橋の下に,屋根付きの待合所があり,小さなオフィスもある。ボートは特急,急行,各駅停車に分かれ,行きたい乗り場によって,停船する,停船しないがあるので前もって確認が必要だ。確認には待合所の前にそれを示すボードがあるので,訪れたい場所の地図とにらめっこして確かめるのが確実だ。待合所にはベンチがあり,窓がないので,対岸が一望できる。ホテルやマンション,ショッピングセンターなど高層ビルや大型ビルがチャオプラヤ川の両側に立ち並び,バンコクの発展ぶりがうかがえる。それにしてもいつ見てもチャオプラヤ川は雄大だ。波がたち,水草が浮き,幅といい日本ではとうてい想像できない川だ。深さはいったいどのくらいあるのだろうか。長さのある資材を運ぶ運搬船が走っているくらいなので幅も深さもある程度必要だろう。 |
↓駅から1~2分でボートの船着場(ター・サートーン)

橋の真下の小さな運河を渡り,反対側に行くと,小さな屋台が出ていて,ミネラルウォーターなどを売っている。また,道路にはソンテウと呼ばれるトラックを改造した乗り合いバスが数台停まっている。ここから先は電車やバス等がないので,庶民の足はこのような簡易的な乗り合い自動車になってしまうようだ。料金は安く,2~5バーツといったところ。トゥクトゥクのように交渉性ではないので,気軽に乗れるがどういう路線で運行しているのかはまったくわからないので,乗るのなら運転手に聞くしかないだろう。それにしてもバンコクにはさまざまな乗り物があるものだ。バイクを使ったモーターサイ,トラックを使ったソンテウ,オート三輪を使ったトゥクトゥクなど,エンジンがついて動くものは何でも客を乗せて運ぶものに改造してしまう商売根性はすごい。今度はどんな乗り合い用の車が出てくることか楽しみであるが,もう出尽くしてしまっただろう。 |
↓船着場の橋の下は静寂が漂う

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